阪神・梅野「浩人と一つになれて」 才木を好リード!9回ピンチ乗り越えた

2024年06月03日 05:15

野球

阪神・梅野「浩人と一つになれて」 才木を好リード!9回ピンチ乗り越えた
<ロ・神>完封勝利した才木(左)とタッチを交わす梅野(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神1-0ロッテ ( 2024年6月2日    ZOZOマリン )】 梅野もまた殊勲者の一人だ。1―0勝利は、捕手の貢献も小さくない。しかも、初回の先制点を守り切った9イニング。さらに最終回は絶体絶命のピンチがあった。体はクタクタ、頭はヘトヘト、神経もすり減ったが、その分だけ充実感もあった。
 「勝つためにこれを乗り越えないといけない。(ロッテは)簡単に終わらないと思っていたので、(才木)浩人の気持ちを受け取って、呼吸が合ったというか一つになれて、意図を持って配球できた」

 9回、小川、高部の連続安打で無死一、二塁を招いた。同点、いや、逆転までよぎる。4分けを挟む11連勝中のロッテが奇跡を起こしてきたイニングだ。ZOZOマリンの雰囲気にのみ込まれそうになった。しかし、4番・ソトをフルカウントからの内角直球で遊ゴロ併殺に封じた。

 「セ・リーグ(DeNA)でもやってきて、賢い打者なので、そういうところを攻め切れた」

 2死三塁からはポランコを二ゴロでゲームセット。7回に右前打されたフォークは一球も投げず、最後は5球全て一番自信のある直球で2人の意見が一致した。

 背番号2は才木の今季の登板全10試合でコンビを組み、3度の完封を含む6勝を演出。「才木がよく投げ切ってくれました。称えてあげておいてください」。116球に込められた、強固な信頼関係がのぞいた。

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