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阪神・才木が追い求める“至高の真っすぐ” 捕手・坂本も驚いた昨年V決定試合の回転数

2024年06月03日 05:15

野球

阪神・才木が追い求める“至高の真っすぐ” 捕手・坂本も驚いた昨年V決定試合の回転数
<ロ・神>ファンの声援に応える才木(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神1-0ロッテ ( 2024年6月2日    ZOZOマリン )】 【記者フリートーク】阪神・才木には、追い求める“至高の真っすぐ”がある。昨年9月14日の巨人戦(甲子園)。あのリーグ優勝の懸かった試合に先発した右腕は「感覚もいいし、いつもより伸びているな」と序盤から強く実感しながら腕を振った。
 実際、ボールを受けていた捕手・坂本も「今日の才木はやばい」とベンチで球団スタッフに伝えたほど。数字は如実で、直球の回転数は最高で2800台(1分間)を計測していた。

 「今年でも平均は2600ちょっとなので。2800は1年に1球出るか出ないかぐらいだと。あの日は緊張感も違ったし、自分の投げる感覚も直球の感覚も違ったっすね」

 才木の直球はホップ成分の強さが特徴で「回転数の多さ」と「綺麗な回転軸」の両立が理想だ。巨人戦で打者をなで斬った2800回転の直球は現時点での究極の形と言える。

 「あの試合で投げられているなら、これからもその体の動きは出せる。追い求めていきたい」。最速157キロの直球にはまだ進化の余白がある。(阪神担当・遠藤 礼)

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