辻発彦氏 巨人・菅野、息ぴったり小林と意思統一“負けない投球”

2024年06月03日 05:30

野球

辻発彦氏 巨人・菅野、息ぴったり小林と意思統一“負けない投球”
<西・巨>6回を終えた菅野(右)小林バッテリー(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人7―1西武 ( 2024年6月2日    ベルーナD )】 【辻発彦 視点】巨人・菅野と小林のバッテリーは息ぴったり。サインを見た次の瞬間にもう投げている。2人の間で意思統一ができているから投球のテンポがいい。
 ピンチを迎えても配球の妙で点を与えない。3回2死三塁、打席に源田。フルカウントから、粘っこい源田をどう攻めるかと思ったら6球目内角にズバッと153キロ直球。ファウルを取ると最後は外角129キロカーブで空振り三振。緩急とコースを駆使した配球に源田はお手上げだった。

 打者は菅野の制球がいいことを知っている。だからぎりぎりのコースに来ることを前提に待つ。だが菅野はそれを利用してボールになる球を振らせたり、緩急を使って狙いを外す。若い西武打線は手玉に取られていた。無傷の5勝、今年の菅野は“負けない投球”ができている。若手に影響力のあるベテランの復活は頼もしい。(スポニチ本紙評論家)

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