大谷翔平 日本で見られない? 来年凱旋開幕見送りも 同一球団の2年連続国外開催は前例なし

2024年06月11日 05:00

野球

大谷翔平 日本で見られない? 来年凱旋開幕見送りも 同一球団の2年連続国外開催は前例なし
<ヤンキース・ドジャース>8回、スミスの犠飛で生還しナインに迎えられる大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 来年3月に日本で開催されるメジャー開幕戦で、対戦カードの有力候補に挙がっているドジャースの来日が困難になっていることが9日(日本時間10日)、分かった。日程は3月19、20日で、対戦カードは発表されていない。球場は東京ドームが有力視されている。
 日米の球界関係者によると、来日が困難な理由の一つが、同一球団が2年連続で国外で開幕を迎えた前例がないこと。ド軍は今年3月に韓国でパドレスと開幕シリーズを行っており、仮に来年日本で開幕すれば2年連続となる。大きく時差のある長距離移動が伴うことで、選手の負担などが不安視されている。

 また、メジャートップを誇るドジャースタジアムの観客動員も理由に挙げられる。米データサイトによると、今季も30球団トップで、米国での開幕戦開催を望むファンの声が多くある。昨季は1試合平均4万7371人、81試合で383万7079人を動員。2位ヤンキースの326万9000人を大きく引き離す集客力がある。

 USAトゥデー紙は3月、大リーグ機構が大谷と山本が所属するドジャースと、鈴木、今永のカブスに参加を非公式に通達したと報じた。これに対し4月、プロ野球の榊原定征コミッショナーは「そうなったら素晴らしいけど、白紙だと思う」と見解を述べていた。

 カブスは内定しているとみられる。日本企業と相次いで契約しているド軍にも日本開幕はメリットが多く、日本の興行側は今後も招致に尽力していく。

 ≪今季も積極的に海外開催≫大リーグは「野球の国際化」を推し進め、積極的に海外で試合を行っている。今季はドミニカ共和国で3月9、10日にレッドソックスとレイズのオープン戦を開催。レギュラーシーズンの開幕シリーズは、韓国ソウルで初めて公式戦が開催され、ドジャースとパドレスが対戦した。4月27、28日にはメキシコでアストロズとロッキーズが対戦。6月8、9日(同9、10日)に英ロンドンでメッツとフィリーズが対戦した。

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