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オリックス・西川 金字塔で虎狩りだ!5試合連続決勝打なら2リーグ制以降のプロ野球最長タイに

2024年06月11日 05:20

野球

オリックス・西川 金字塔で虎狩りだ!5試合連続決勝打なら2リーグ制以降のプロ野球最長タイに
オリックス・西川  Photo By スポニチ
 オリックス・西川が金字塔を打ち立て、虎狩りにつなげる。7日からの巨人3連戦ではいずれも初回に先制打で決勝点をたたき出すなど目下2リーグ制以降の球団最長タイ記録となる4試合連続決勝打で、チームの今季最長5連勝に貢献。きょう11日の阪神戦で5試合連続決勝打となれば球団記録を更新するだけでなく、2リーグ制以降のプロ野球最長記録に肩を並べる。
 「続けて、どんどん打っていければと思います」

 上り調子の天才打者は、短い言葉に力を込めた。交流戦開幕の段階で打率・223と、移籍初年度の滑り出しは苦しんだ。だが交流戦前に取り組んだ大胆な原点回帰が、復調の要因となった。「今年いろんなことをやり始めて、それがダメだった。いろいろコーチとかと話しながら、思い切って戻してみて。今年やっていたやつ、全部捨てて」。タイミングの取り方やバットのトップ位置、体の使い方など打撃面でのアプローチを広島時代に戻したことで、本来の姿も取り戻した。

 阪神戦では昨季打率・306(72打数22安打)、1本塁打、10打点を誇っており、特に第2戦先発予想の大竹からは打率・368(19打数7安打)、第3戦の西勇にも打率・375(8打数3安打)と好相性。よみがえった天才打者が、まずは昨季6打数1安打と抑えられたMVP右腕・村上を攻略し、虎狩りの先頭に立つ。(阪井 日向)

 ○…西川(オ)の4試合連続勝利打点は17年の柳田(ソ)以来で、球団では13年李大浩(イ・デホ)以来。連続試合勝利打点の最長は5で、秋山幸二(西)が1987年5月16日近鉄戦から22日阪急戦にかけて記録している。

 ▽23年の日本シリーズ 1964年の南海―阪神以来、59年ぶり2度目の関西勢同士の対戦となった。第1戦は村上の好投で阪神が先勝。第2戦はオリックス打線が奮起し、初戦と同じ8―0のスコアでタイに戻した。2勝2敗で迎えた第5戦は、阪神が2点を追う8回に6点を挙げて逆転し、日本一に王手。第6戦はオリックスの山本がシリーズ新記録となる14奪三振で完投し、第1戦の雪辱を果たした。第7戦は阪神のノイジーが2戦連発となる先制3ランなどで試合を優位に進め、9回に森下が新人によるシリーズ新の7打点目の適時打でダメ押し。阪神が38年ぶり2度目の日本一に輝いた。

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