巨人、4点リード守れず逆転サヨナラ負け バルドナード打たれる 岸田11000号含む今季初3発も空砲に

2024年06月11日 21:35

野球

巨人、4点リード守れず逆転サヨナラ負け バルドナード打たれる 岸田11000号含む今季初3発も空砲に
<楽・巨1>6回、太田のファウルフライを岡本和が…(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人6―7楽天 ( 2024年6月11日    楽天モバイル )】 巨人は交流戦首位の楽天を相手に最大4点のリードを守れず、逆転サヨナラ負け。今季ワーストタイの4連敗で貯金が1に減り、交流戦は6勝7敗で6位タイに後退した。
 巨人の4連敗は5月17日~22日以来、今季2度目。だが、その時は1分けを挟んでおり、4戦4敗は今季初。サヨナラ負けは今季4度目となった。

 先発右腕・山崎伊が再三のピンチに苦しみながらも要所を抑えて7回8安打2失点(自責1)と粘投。今季6勝目となる勝利投手の権利を得て6―2の場面で降板した。

 だが、2番手として8回に登板したドラフト1位右腕・西舘が先頭のフランコに内野安打を許すと、続く浅村に151キロ直球を左越え5号2ランとされて6―4と2点差に。西舘が1死から代打・茂木に四球を与えて1死一塁となった時点で阿部監督は3番手左腕・高梨にスイッチした。

 高梨は最初に打席へ迎えた小深田を見逃し三振に仕留めて2死としたが、小郷と村林に連続四球を与えて満塁。それでも辰巳を遊ゴロに仕留めて2点リードを守った。

 だが、6―4のまま迎えた9回だった。4番手左腕・バルドナードが先頭の鈴木大に左前打され、1死後、浅村と渡辺佳に連続四球を与えて満塁(代走に平良と田中和)のピンチ。

 ここで代打に出てきた阿部にもストレートの四球を与えて押し出しとなり、6―5とわずか1点リードに。ここで杉内投手チーフコーチがマウンドに行って一息入れ、小深田は空振り三振に打ち取って2死までこぎ着けた。だが、小郷に右中間へ2点適時二塁打され、逆転サヨナラ負けとなった。

 バルドナードは1日の西武戦(ベルーナD)でも9回に1点リードを守れず逆転サヨナラ負けを喫しており、今季2敗目を喫している。

 序盤から中盤にかけて着々と得点した。前カードのオリックス3連戦(東京D)で合計10安打1得点の貧打にあえいだ打線が、この日は久々に活気づき、2回、敵失でつかんだ2死一塁の場面で8番・岸田が先制の2号2ラン。9番・泉口が2者連続アーチで続いて3点を先取した。

 岸田の一発は史上初のチーム通算1万1000号。ドラフト4位新人の泉口は待望のプロ初アーチだった。

 3―0から3―2と1点差に詰められて迎えた4回には、丸が9試合連続安打&25試合連続出塁となる4号3ラン。35歳の1番・丸の16試合ぶりとなる効果的な一発で一度は4点差に突き放した。巨人打線の1試合3本塁打は開幕から61試合目で今季初。だが、白星は遠かった。

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