今春未登板2年生が早大から11K零封!大商大147キロ左腕・星野、敗戦も「素晴らしい経験を次に」

2024年06月11日 20:26

野球

今春未登板2年生が早大から11K零封!大商大147キロ左腕・星野、敗戦も「素晴らしい経験を次に」
<早大・大商大>力投する大商大先発の星野(撮影・五島 佑一郎) Photo By スポニチ
 【第73回全日本大学野球選手権 2回戦   大商大0―1早大 ( 2024年6月11日    東京D )】 大商大は早大に延長10回タイブレークの末に0―1で敗れ、3大会連続の8強入りを逃した。
 白星にはつながらなかったものの、最速147キロ左腕の星野世那(2年)が先発抜てきに応える快投を見せた。8回0/3を11奪三振で6安打無失点に抑え、「向こうには自分のデータがないので、自分のできることをしっかりやろうと新しい気持ちで臨みました。練習してきたことを出せました」とうなずいた。

 リーグ戦登板は昨秋の1試合しかなく、今春リーグ戦は左肘の故障で出遅れていたために未登板だった。

 それでも富山陽一監督が「元々いい力を持っている。リーグ戦で投げていなくても、状態のいい選手を起用するのが一番いいだろうということで投げさせました」と期待して送り出した起用に応えた。

 近江(滋賀)では山田陽翔(現西武)と同学年で、3年夏は背番号10で甲子園4強入りに貢献した。

 今年2月に左肘に痛みを覚えたことで、約1カ月間のノースロー調整。その間に下半身強化に取り組み、自己最速が昨秋から4キロアップの147キロに上昇した。

 「この素晴らしい経験を次に生かしたいです」とさらなる成長を誓った。

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