日本ハム・水谷 史上初新人を除く前年まで0安打で交流戦首位打者射程圏内

2024年06月11日 06:00

野球

日本ハム・水谷 史上初新人を除く前年まで0安打で交流戦首位打者射程圏内
日本ハムの水谷 Photo By スポニチ
 ノーマークの伏兵と言っていいだろう。日本ハムの水谷は交流戦で一躍ブレーク。現役ドラフトでソフトバンクから今季日本ハムに移籍したが10日現在、交流戦出場全11試合で安打を放ち、41打数20安打(打率・488)。2位の柳町(ソ=・415)を大きく引き離し、打率トップに立つ。
 交流戦シーズン最高打率は15年秋山(西)の・432。更新する可能性は十分ありそうだ。水谷は昨年まで5年間で1軍公式戦出場はない。交流戦で新人の首位打者は19年中川(オ=・386)がいるが、前年までNPBに在籍して最も通算安打が少なかったのは16年城所(ソ)の48安打。0安打の打者が手にすれば初のケースになる。

 目立つのがチャンスでの勝負強さ。交流戦の走者得点圏では9打数6安打(打率・667)、1本塁打、8打点。1軍経験が少なくても萎縮することがないようだ。さらにOPS(長打率+出塁率)も1・218(長打率・707、出塁率・511)で交流戦1位。日本ハムの打者で交流戦のOPSが1・200以上は18年近藤(1・324)だけで、打撃レベルの高さが分かる。今週の日本ハムはきょう11日から本拠地のエスコンフィールドで中日と3連戦、14日からは同球場で巨人と3連戦を行う。水谷の交流戦終盤のパフォーマンスに注目したい。(記録課・宮入 徹)

おすすめテーマ

2024年06月11日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム