宮田俊哉 ラノベで作家デビュー 5月発売「境界のメロディ」“オタク系アイドル”念願「魂注ぎ込んだ」
2024年01月15日 04:00
芸能
ラノベ執筆は、アニメをつくることと並び、夢だった。「夢をかなえることは簡単じゃないし、待っているだけじゃ駄目だと思って自分で動き始めた」。その中でオファーが舞い込んだ。
デビュー作「境界のメロディ」は音楽をテーマに、2人の少年の青春と命の輝きを描く。担当編集者は「宮田さんから小説の構想をうかがったとき、なんて奇麗に組み上げられた物語だと感動しました。原稿を拝読し、随所にちりばめられた“ハッ”とさせられる言葉の数々に、優しく温かなお人柄を感じました」とその魅力を語っている。
執筆は初挑戦。「いろいろ分からなくて。苦しい時期ももちろんありました」と語る。しかし好きなものに注ぐパワーの人一倍強い宮田は、諦めることはなかった。アドバイスも受け試行錯誤しながら、2年間かけて完成。「自分が面白いと思うものを、熱量だけで書き上げた」と道のりを振り返った。
アニメ好きのアイドルというそれまでなかった路線を貫き、確立。今や“宮田ニキ”としてアニメオタクにも親しまれている。所属するSMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)を取り巻く状況が大きく変化する中、作家という新たな強みで唯一無二の存在感を示していきそうだ。
≪加藤シゲアキら作家として活躍≫所属事務所の“先輩作家”として有名なのはNEWSの加藤シゲアキ(36)で、2012年に小説家デビュー。昨年発売した長編小説「なれのはて」は2作連続で直木賞候補作に。King&Princeの高橋海人(24)は2019年に、「僕のスーパーラブストーリー!!~王子と男子は紙一重!?~」で漫画家デビュー。KAT―TUNの中丸雄一(40)は「月刊アフタヌーン」(講談社)に短期集中で連載した漫画「山田君のざわめく時間」の単行本が23日に発売となる。