NHK大河「光る君へ」⑥ 平安時代のイメージを変える大石脚本

2024年01月15日 07:00

芸能

NHK大河「光る君へ」⑥ 平安時代のイメージを変える大石脚本
脚本を務める大石静氏(左端)と吉高由里子、柄本佑 Photo By スポニチ
 吉高由里子(35)主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は、源氏物語の作者として知られる紫式部の生涯を描く作品だ。
 脚本を務めるのは2010年の同局「セカンドバージン」などを手がけ“ラブストーリーの名手”として知られる大石静氏(72)。制作統括の内田ゆき氏は「女性の人生と恋愛を描く脚本で、トップを走り続ける方をお迎えしたかった」と起用の狙いを明かした。

 今作で描かれるのは平安中期に繰り広げられた貴族たちの権力闘争や、紫式部と藤原道長(柄本佑)の交流。大石氏は「平安時代のイメージを変えたい」と並々ならぬ気合で今作に挑んでいる。「武士の世界が潔いと思われていることからの反発がテーマ。この時代は知的で国風文化も栄えた時代でした。そんなことを1年で問いかけられたらと思います」と力を込めた。

 史料があまり残っていないだけに「逆に自由にやらせてもらっている。現代劇のごとく、良い意味で素直にでっち上げながら面白い物語を作ります」とニヤリと笑った。(続く)

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