小金沢昇司さん死去“スイカのお兄さんだ!”のど薬CM大ブレーク秘話 たけし、ダウンタウンもギャグに

2024年01月15日 16:34

芸能

小金沢昇司さん死去“スイカのお兄さんだ!”のど薬CM大ブレーク秘話 たけし、ダウンタウンもギャグに
1992年、大ブレークについて爽やかな笑顔で語っていた小金沢昇司さん Photo By スポニチ
 歌手の小金沢昇司さんが1月11日に死去したことが15日、分かった。所属レーベルのキングレコード公式サイトで発表された。65歳だった。神奈川県出身。
 北島三郎の付き人として芸能界に入り、のちに演歌歌手としてデビュー。92年にのど薬の「フィニッシュコーワ」CMの「歌手の小金沢くん」で一躍ブレークした。渡辺篤史によるナレーションで「歌手の小金沢君が使っているのはフィニッシュコーワ」のフレーズが有名。当時は無名で、セリフも歌も流れない独特な内容に、「小金沢くんって誰?」と大きな注目を集めた。

 ブレーク当時、スポニチの取材に「おかげざまで“本業”の歌の方でも子供のファンが増えて…」と目じりを下げ語っていた“のどにピュッと”バブル。のどの断面図に薬が作用する映像で「子供たちが“あっ!スイカのお兄さんだ!”って。最初は何かなと思ったんですけど、のどの断面がスイカみたいだからだそうです」と子供たちの発想力に目を丸くしながら、うれしいそうに話していた。

 そしてバラエティー番組では子供たちの人気者である、ビートたけしやダウンタウンが番組中にギャグで使い始め、瞬く間にあらゆる世代、そして芸能界に「小金沢くん」が“拡散”。「じゃあ、本物を連れて来よう」とバラエティー番組への出演依頼が殺到した。相乗効果で本業の歌にも反響。「こんなチャンスは初めてだから、精いっぱい頑張るだけ」と34歳の“スイカのお兄さん”は目を輝かせていた。

 公式サイトでは「小金沢昇司に関してのご報告」として、「小金沢昇司は、体調不良により入退院を繰り返しておりましたが、2024年1月11日(木)に呼吸不全のため、神奈川県内の医療機関にて逝去いたしました」と11日に旅立ったことを報告。「皆様からの生前のご厚誼に深く感謝し、謹んでお知らせ申し上げます」とし、「通夜および告別式は、ご遺族の意向により近親者のみにて執り行いましたこと、ご報告申し上げます。なお、お別れの会などは未定です」と結んだ。

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