日テレ土曜9時“伝説ドラマ枠”復活で2枠連続ドラマ枠に 有働アナMC音楽番組も開始 4月土曜夜改編
2024年01月15日 05:00
芸能
このたび改編が行われる土曜夜にテレビ朝日が放送している「サタデーステーション」(後8・54~)は好調を維持している。民放関係者は「テレビ朝日との激しい視聴率争いの中で、若者や女性を中心に多くの視聴者を見込めるドラマを続けることで、土曜夜の縦軸を強化した」と指摘。ゴールデン・プライム帯でドラマ枠を2つ続けることは、フジテレビが21年10月期から月曜午後9~11時の枠で実践しており、同関係者は「この時もやはりドラマの縦軸によって視聴者取り込みを意識した編成で、今回の改編に通ずる部分がある」と語った。
ドラマとともに縦軸を固めるのは、同局のゴールデン帯では「歌のトップテン」以来34年ぶりの新音楽番組「with MUSIC」(後7・56~)。日本音楽の魅力を世界へ発信することがコンセプトで、フリーアナウンサーの有働由美子(54)が進行を務める。テレビ関係者は「音楽番組を見た女性や若者がそのままドラマを視聴する流れをつくることが狙い」と話した。
有働アナは「土曜の夜の時間は音楽で心を動かしていただいたり、癒していただいたり、元気をもらったり、そういう時間にしたいと思います」とコメント。また、番組名に倣って「(アーティストと音楽を聴く人)“一緒”になって音楽の魅力を探していく、感じていく番組にできたら」と意気込んだ。進行は2人体制でもう1人は後日発表となる。
改編に伴い、現在放送中の8時台「世界一受けたい授業」と9時台「1億3000万人のSHOWチャンネル」は3月に終了する。7時台の「嗚呼!!みんなの動物園」と合わせて“バラエティー3連発”を大きな柱としていたが、大きく舵を切る。新音楽番組とドラマ枠2連続を据える新たな縦軸「音楽、ドラ、ドラ、土曜夜!」を打ち出して、視聴者の取り込みを図る。