入山杏奈 メキシコ行き決意のきっかけはAKBへの恩返し「成功してAKBに戻ったら何か残せる」
2024年02月17日 20:03
芸能
一方で、自分のアイドル活動に頭打ちの感覚もあったという。「そのころ、AKBで卒業のタイミングを迷ってたんですよね。選抜には入っていたけど、センターでもないし、でも今さらセンターを目指したいというガッツがあるわけでもないし。ただ何となく3列目くらいにずっといて、ふわふわ~って卒業していったら、何も残せてないなと思って、グループに」。そこで一念発起し、メキシコ行きを決意。「そこで成功してAKBに戻って来られたら、何か残せるんじゃないかなって」と振り返った。
現地では日本語ペラペラの女性スタッフが入山の周囲のサポートをしてくれると聞いていたが、到着初日からびっくり。「“こんにちは!”って言ったら、“コニチワ、アンナチャン、ワタシハ…”。そこから、自分で勉強しなきゃと思って、独学でスペイン語の勉強を始めて」と明かした。
ドラマはいわゆる学園もの。人種問題なども扱われ、入山は日本のヤクザの娘というぶっ飛んだ設定だったという。撮影で困ったのは、やはり言葉の壁。「ドラマの撮影なんですけど、台本が前日の夜とかに送ってくるんです。そこからスペイン語の台本を覚えるのがめちゃくちゃ大変なんですよね」と明かした。
言葉が分からない入山は、前の俳優のせりふの語尾をきっかけに、自分のせりふを言うように考えていたという。ところが、「みんなはニュアンスでやるから、“○○しました”をきっかけに、自分のせりふを言おうと思っているのに、前の人がせりふの語尾とかを変えちゃうんですよ。“○○だよね?”とか言うから、いつ自分のせりふを言えばいいか分からなくなるし、どうしよう…」。ある時、無理がたたって心が折れてしまったそうで、「無理ってなっちゃって。そのまま泣いちゃって、スタジオで。走ってスタジオから逃げたりとか」と振り返っていた。
それでも、撮影自体は「新鮮でおもしろかった」という。俳優チームで食事をしていると、テーブルにテキーラが運ばれて来たことが。「“頼んでないです”って言ったら、“あちらの方からです”って、プロデューサー陣がご飯食べてたんですよ。撮影の合間ですよ?」と驚きながらも、「みんなで飲んで…」と明かしていた。