叶井俊太郎さんが闘った膵臓がんとは…“沈黙の臓器”初期症状が出にくく発見困難

2024年02月17日 17:50

芸能

叶井俊太郎さんが闘った膵臓がんとは…“沈黙の臓器”初期症状が出にくく発見困難
昨年12月、トークショーを行った叶井俊太郎氏 Photo By スポニチ
 漫画家の倉田真由美さんの夫で、映画プロデューサーの叶井俊太郎(かない・しゅんたろう)さんが16日午後11時頃、都内の自宅で死去した。56歳。東京都出身。叶井さんは2022年6月にステージ3の膵臓(すいぞう)がんで「余命半年」の診断を受けたことを、昨年10月に公表。抗がん剤などの標準治療を受けずに、最後まで通常通りに生活を続けることを選択。倉田さんがSNSなどで公開していた夫婦の姿は、大きな反響を呼んでいた。
 膵臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、病気の初期症状が出にくくがんの発見も難しい。2019年に膵臓がんと診断された人は約4万3000人。09~11年のデータによると、5年後の国民全体の生存率と比較した患者の5年相対生存率は約8・5%で全がんの中で最も低い。

 進行してくると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感、黄疸(おうだん)などの症状が出る。糖尿病や喫煙、血縁者にすい臓がんがいる場合などが発生リスクを高める。初期の発見の場合は手術も可能だが、手術ができるのは患者の約2割程度。

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