東出昌大「下手したら絶滅してしまうかも」 クマの指定管理鳥獣追加方針に持論「人が尽力して保護すべき」
2024年02月17日 19:35
芸能
続けて「(最近は)猟師の間でもクマ獲ったで!みたいに憎く思う気持ちが増長している気がします。僕の感覚として(クマの)個体数は増えてないと思います。昨年は熊の人的被害がたくさんあったんですけど東北6県、あと北海道も日本全国で夏が長くて、ブナとかシイとか堅果類と言われるクマの主食となるものが“大凶作”だったんです。なので、山に食べる物がないから市街地に出てきたことが多かったんだと思うんです。でも、クマを殺すってことになると下手したら絶滅の方向に行ってしまうのではないかと」と持論を展開。
主な解決策としては「クマがいきなり森のすぐ横が人家ってならないように切り開いたりして“緩衝地帯”を作る。他には犬を飼うとか、昔は放し飼いの犬が里に多かったからクマがあまり降りてこなかったとかって本で読んだこともあるので、そういう努力ができるんじゃないかなと」と提案。
ただ、指定管理鳥獣に追加するメリットもあると指摘。現在では日本国内のクマの個体数を把握するのが困難な状況となっており「行政がクマの個体数とかを探すためのお金を出しますよって考え方もあるんです。クマの調査を出来るようになるよ、それだけ予算を割り当てられるよって。ただ一方で密漁も横行する危険もあるし、撃たれた半死半生の“子”が山へ逃げて行ってしまったとなると、死んでしまったか確認できないから報告出来ない。実際に死んでしまって、個体は減っているけれど行政が把握している数字とはかけ離れてくるという事態が起こってくるから、クマは人間が尽力して保護すべきだと思ってます」と訴えかけた。