東出昌大「下手したら絶滅してしまうかも」 クマの指定管理鳥獣追加方針に持論「人が尽力して保護すべき」

2024年02月17日 19:35

芸能

東出昌大「下手したら絶滅してしまうかも」 クマの指定管理鳥獣追加方針に持論「人が尽力して保護すべき」
東出昌大 Photo By スポニチ
 俳優の東出昌大(36)が16日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」に出演。2023年度に過去最多の人的被害をもたらしたクマについて、環境省が捕獲を国が支援する「指定管理鳥獣」に4月にも追加する方針を表明したことを紹介した。
 東出は20年に不倫が発覚し、女優の杏と離婚。現在は映画などに出演しながら、山奥で“猟師”として狩猟を行い、薪で煮炊きする生活を送っている。番組内で最近増加しているクマによる人的被害が話題となると「僕は熊を指定管理者鳥獣にすることを恐れています」とコメント。「人的被害は1件でも少ないほうがいい。ただ指定管理鳥獣でイノシシやシカと一緒になったっていう認識だけを持った猟師仲間が、今度クマを獲ったら金くれるようになるらしいぜって言うんですよ。(このままだと)クマを殺していいという大義名分を与えてしまいかねないんですよ」と主張した。

 続けて「(最近は)猟師の間でもクマ獲ったで!みたいに憎く思う気持ちが増長している気がします。僕の感覚として(クマの)個体数は増えてないと思います。昨年は熊の人的被害がたくさんあったんですけど東北6県、あと北海道も日本全国で夏が長くて、ブナとかシイとか堅果類と言われるクマの主食となるものが“大凶作”だったんです。なので、山に食べる物がないから市街地に出てきたことが多かったんだと思うんです。でも、クマを殺すってことになると下手したら絶滅の方向に行ってしまうのではないかと」と持論を展開。

 主な解決策としては「クマがいきなり森のすぐ横が人家ってならないように切り開いたりして“緩衝地帯”を作る。他には犬を飼うとか、昔は放し飼いの犬が里に多かったからクマがあまり降りてこなかったとかって本で読んだこともあるので、そういう努力ができるんじゃないかなと」と提案。

 ただ、指定管理鳥獣に追加するメリットもあると指摘。現在では日本国内のクマの個体数を把握するのが困難な状況となっており「行政がクマの個体数とかを探すためのお金を出しますよって考え方もあるんです。クマの調査を出来るようになるよ、それだけ予算を割り当てられるよって。ただ一方で密漁も横行する危険もあるし、撃たれた半死半生の“子”が山へ逃げて行ってしまったとなると、死んでしまったか確認できないから報告出来ない。実際に死んでしまって、個体は減っているけれど行政が把握している数字とはかけ離れてくるという事態が起こってくるから、クマは人間が尽力して保護すべきだと思ってます」と訴えかけた。

おすすめテーマ

2024年02月17日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム