東出昌大「昔は九州にもいたのに…」 人的被害増えるクマ問題に持論「絶滅させていいわけない」

2024年02月17日 20:43

芸能

東出昌大「昔は九州にもいたのに…」 人的被害増えるクマ問題に持論「絶滅させていいわけない」
東出昌大 Photo By スポニチ
 俳優の東出昌大(36)が16日から配信のABEMA「アベマプライム」に出演。SNSなどネットから「日本からクマが絶滅してもいい」という意見に対して反論する場面があった。
 東出は20年に不倫が発覚し、女優の杏と離婚。現在は映画などに出演しながら、山奥で“猟師”として狩猟を行い、薪で煮炊きする生活を送っている。番組では23年度に過去最多の人的被害をもたらしたクマについて、環境省が捕獲を国が支援する「指定管理鳥獣」に4月にも追加する方針を表明したことを紹介した。

 ネットからは「日本からクマが絶滅してもいい」という声が上がっているとされると、東出は「そんな極論じゃないよ問題は。クマがいなくって、じゃあニホンジカがいなくなってもいい。その次はイノシシやイタチってどんどん種を絶滅させていって、現代では匿名で多様性がどうとか言うかもしれないけど、そんなに問題は単純なことじゃないから。クマを絶滅させていいわけはない。もうちょっと考えてコメントして下さい」と言い放った。

 そして、進行役の平石直之アナウンサーが「共存共生の方に話を進めたいんですけど僕と感覚違うなと思ったのは、東出さんはイノシシたちに対してこの“子たち”って言うんですよ。私なんかにしてみれば、もう獣害でしかないんで、来ないでだし来たらどうしようという世界。やっぱり山に住んでいると違うんですか?」と質問。

 これに東出は「元々動物好きというのはあるんですけど、僕と人(普通の人達の感覚)は違うかもしれないです」とコメント。続けて「ちょっと話は変わって意外と多くの日本人が知らないのが、熊本って地名があるように九州にもクマはいたんです。今、九州のクマって絶滅させられちゃったんですよ人間によって。四国もあと20数頭とか限られた数しかいない。日本のクマって繁殖能力が低いので、人間の気持ち一つで絶滅されられてしまうんです」と持論展開。

 さらに「ニホンオオカミがいなくなった森を見て、昔はオオカミがいたらしいとロマンのように語るけど、あとたった100年で昔は日本にも熊がいたんだっていう風になるのはあまりにも寂しい。僕らが最後の世代になっちゃいけないと思うので。クマ問題は簡単には答えが出ないけど、保護と生息数の把握に全力を出していかないとなと僕は思ってます」と感慨深げに話した。

 ここでリモート出演していた実業家の西村博之氏から「(東出さんは)クマを保護した方がいいという割りには、狩りの最中にクマがいたら殺して食べるわけじゃないですか?」とツッコまれると、東出は「はい。それは狩猟税も払って、猟期中に狩猟免許と所属している都道府県の獲っていいという個体数の中で行っているので」と説明した。

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