宝塚OG・小嶋希恵さん「一人一人に愛を持って宝塚を良くするために若い子たちを育てていってくれたら」
2024年03月28日 10:56
芸能
宝塚歌劇団では、劇団員の女性(25)が昨年9月に急死した。この問題で、女性の上級生の劇団員や親会社阪急阪神ホールディングスの角和夫会長らが近く遺族に対し謝罪する方針を固めたことが判明。ハラスメントの事実認定で主張が異なっていたが、阪急側が譲歩した形で、今後、合意文書の締結に向けて詰めの協議に入るとみられる。
歌劇団が昨年11月に弁護士による調査報告書を公表し、ハラスメントは確認できなかったとしたため遺族が反発。歌劇団は12月に公式サイトから報告書を削除し、今年1月にはハラスメントがあったこと自体は認めたが、遺族側が公表した15項目のハラスメントのうちどの部分を認めるかについては見解を明らかにしていなかった。
遺族側は2月末の記者会見で、15項目のうち約半数は阪急側が否定していると主張。双方の認識に食い違いがあり、遺族側代理人の川人博弁護士は阪急側が「上級生の言い分をそのまま受け入れて守ろうとしている」と抗議していた。
番組では、これまでに300人以上の合格者を輩出している「KIEミュージカルスクール」の小嶋希恵さんへのインタビューをVTRで放送。「KIE…」は、宝塚音楽学校への合格を目指すスクールで、宝塚OGの小嶋さんは「行き過ぎた指導というのが、何が行き過ぎた指導で何がそうじゃないのか、よく分かんないんですけど、私も厳しいと思うんですよ。その子のことを本当に思って怒っているなら怒られる側は愛情を感じてくれるので、みんながそういうふうに一人一人に愛を持って宝塚を良くするために若い子たちを育てていってくれたら」と自身の考えを述べた。