松本人志VS文春 今後の注目は当事者の出廷 弁護士「証人尋問までどうなるかは流動的」

2024年03月28日 17:41

芸能

松本人志VS文春 今後の注目は当事者の出廷 弁護士「証人尋問までどうなるかは流動的」
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 レイ法律事務所の河西邦剛弁護士が28日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、「ダウンタウン」松本人志(60)が、女性への性加害疑惑を報じた「週刊文春」発行元・文芸春秋と週刊文春編集長を訴えた裁判の第1回口頭弁論を受け、今後の裁判の行く末を占った。
 週刊文春は昨年12月から、松本が飲み会で女性に性的行為を強要したとする一連の疑惑を報じた。松本は名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償のほか、記事の訂正を求め、東京地裁に提訴。松本個人による提訴で、請求額は約5億5000万円。この日の第1回弁論に松本は出廷しなかった。

 河西氏は「性的強要について松本さんは真実ではないと言っているので、今回の真実性、性的強要があったかなかったか、A子さん、B子さん、松本さんしか分からない」と指摘。「文春側としては、A子さん、B子さんが出廷して、今回の記事に書いてある内容を証言していく。松本さんはそうではないんだと証言していく。裁判所がどっちを信用できるか、そういうふうに判断していく裁判になっていく」と流れを説明した。

 文春側の思惑については「裁判になることを十分想定していたと思います」と推測した。「松本さん側は、客観的証拠がないと言っています。物的証拠がないと。それも(文春側は)織り込み済みだと思います。当然ながら、密室で、松本さんとA子さん、B子さんだけの寝室の性的強要なら、客観的証拠、録音とか動画とかがあるわけがないですよね」。それでも「文春側は、A子さん、B子さんに取材を重ねる中で、裁判の中で証言してもらうことによって立証できると考えていたんじゃないかと思いますね」と話した。

 証人尋問についても語った。文春側が求める証人としては「今回の飲み会のパーティーに参加していた他の参加者ですよね。他の参加者が、“そういった性的行為がありました”とか、今回の文春のストーリーに沿うような流れ、たとえば“A子さんと松本さんが寝室に行く姿を見ました”となってくると、それは性的関係があった土台ができることになる。そういった意味でA子さん、文春側の証人になってくる」と解説した。

 また松本サイドには、性的関係がなかったと立証できる証人の存在が求められるという。「たとえば、“寝室に移動する姿なんか見てません”(という証言があった場合)、そうなると、性的強要があった土台が崩れることになってくる。そういった性的関係に及ぶ機会がなかったんだと、松本さん側が他の小沢(一敬)や放送作家のXさんという、その場にいた方によって証言していく可能性があるかなと思います」と、現場にいた人が証言するかどうかが重要になると見通した。

 最終的には、裁判所がどちらの証言を信用できるかの判断になるという。河西氏は「仮にA子さん、B子さんが出廷しないと文春はかなり不利になるでしょうし、松本さんが出ないと松本さんが不利になってくると。そうなると、証人尋問まで今回の裁判がどうなるかは、流動的な判断になってくる」と見解を示した。

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