被害訴えた女性の特定を松本側が要求 弁護士が解説「取材源を守らないと」「悩んでいると思う」
2024年03月28日 15:47
芸能
第1回口頭弁論は10分ほどで終了し、松本は出廷しなかった。松本側からは、記事で松本からの性被害を訴えているA子さん、B子さんについて特定するよう、文春側に求めた。特定できないと認否のしようがないと説明している。
松本側の要求について、テレ朝法務部の弁護士を務めていた西脇氏は「一番難しいところですけど、報道機関は取材源を守らないといけない。A子さん、B子さんを安易に実名や連絡先を出してしまうと、いろんなハレーション、影響がある」と、悩みどころを指摘した。
その上で、「文春さんがこの2人をどこまで守るのか。ずっと匿名でいくつもりなのか。どこかで名前を出さざるを得ない…通常はそうなんですけど」と、取材源の秘匿と限界について解説した。「その前にも裁判の資料については、松本側は見られるけど一般は閲覧できないという手当をするとか、裁判の時の証人尋問をするにも、直接法廷に出さないようにする手当をするとか、裁判の時もビデオ通話で証人尋問するとか、直接法廷に出さないようにするとか」と、秘匿する手段を列挙。「今後いろんな形でA子さん、B子さんを保護する対策も考えなくてはいけなくて、どう対応するか悩んでいると思う」と、見解を語った。