被害訴えた女性の特定を松本側が要求 弁護士が解説「取材源を守らないと」「悩んでいると思う」

2024年03月28日 15:47

芸能

被害訴えた女性の特定を松本側が要求 弁護士が解説「取材源を守らないと」「悩んでいると思う」
日本テレビ社屋 Photo By スポニチ
 元テレビ朝日アナウンサーで弁護士の西脇亨輔氏が28日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演し、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が、女性への性加害疑惑を報じた「週刊文春」発行元・文芸春秋と週刊文春編集長を訴えた裁判の第1回口頭弁論を受けて、松本側から出された要求について解説した。
 昨年12月から週刊文春は、松本が飲み会で女性に性的行為を強要したとする一連の疑惑を報じた。松本は名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償のほか、記事の訂正を求め、東京地裁に提訴。松本個人による提訴で、請求額は約5億5000万円。

 第1回口頭弁論は10分ほどで終了し、松本は出廷しなかった。松本側からは、記事で松本からの性被害を訴えているA子さん、B子さんについて特定するよう、文春側に求めた。特定できないと認否のしようがないと説明している。

 松本側の要求について、テレ朝法務部の弁護士を務めていた西脇氏は「一番難しいところですけど、報道機関は取材源を守らないといけない。A子さん、B子さんを安易に実名や連絡先を出してしまうと、いろんなハレーション、影響がある」と、悩みどころを指摘した。

 その上で、「文春さんがこの2人をどこまで守るのか。ずっと匿名でいくつもりなのか。どこかで名前を出さざるを得ない…通常はそうなんですけど」と、取材源の秘匿と限界について解説した。「その前にも裁判の資料については、松本側は見られるけど一般は閲覧できないという手当をするとか、裁判の時の証人尋問をするにも、直接法廷に出さないようにする手当をするとか、裁判の時もビデオ通話で証人尋問するとか、直接法廷に出さないようにするとか」と、秘匿する手段を列挙。「今後いろんな形でA子さん、B子さんを保護する対策も考えなくてはいけなくて、どう対応するか悩んでいると思う」と、見解を語った。

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