首位攻防戦で阪神にあったミス 広澤氏「無警戒だね」青柳―大山の連係を指摘 近本にも走塁で

2023年07月29日 23:00

野球

首位攻防戦で阪神にあったミス 広澤氏「無警戒だね」青柳―大山の連係を指摘 近本にも走塁で
<神・広>3回1死二塁、小園に同点適時打を浴びる青柳。左は生還した矢野(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2-2広島 ( 2023年7月29日    甲子園 )】 阪神が、首位攻防戦となる29日の広島戦で痛いミスが生じた。
 3回の守備だ。広島先頭の矢野に内野安打で出塁を許し、迎えた投手・森下の打席だった。森下はバントの構え。しかし、初球から矢野にスタートを切られて、二盗を決められた。

 この日の試合を中継したサンテレビには、元阪神打撃コーチで、スポーツニッポン評論家でもある広澤克実氏が出演。青柳はクイック投球が速く、打者が投手の森下だったこともあり、広澤氏は「単独スチールはないと思うが警戒してほしい」と話していた。

 ところが初球に矢野にあっさりと二盗を許すと、広澤氏は「あ~無警戒だね」と苦笑い。バントシフトで一塁手・大山がチャージし、それを見た矢野が悠々と二塁を陥れた。「昔からこれはランナーの鉄則。大山のスタートが早いと、こうなっちゃう」と指摘しつつ、「でも、それは投手がプレートを外せばいいだけ。大山も早かったけど、投手が外さないと」と投手・青柳にもミスがあったと指摘した。

 その後、1死二塁から同点適時打を放った小園に対しては「単純にすごかった。見事」と打撃を称賛した。

 また、3回には先頭で出塁した近本が、けん制球で一、二塁間に挟まれるケースがあった。単独盗塁か、ヒットエンドランのサインか、判断は分からないが、広澤氏は「何が(サインで)出ていたにせよ、途中で止まってしまった近本がダメですよね。あそこでストップしてもランダウンプレーになってしまうので。セカンドに走り切らないと」と指摘していた。

 試合は結局、延長12回を戦いドローとなった。

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