栗山氏 甲子園開幕試合始球式「次の世代へつなげられるように魂を込めて」 最後の大役強調

2023年07月29日 05:00

野球

栗山氏 甲子園開幕試合始球式「次の世代へつなげられるように魂を込めて」 最後の大役強調
栗山英樹氏 Photo By スポニチ
 今夏の甲子園の大会運営委員会が28日、大阪市内で開かれ、3月のWBCで世界一に輝いた侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(62)が8月6日の開幕試合で始球式の大役を務めることが発表された。
 WBC優勝監督の始球式は15年の王貞治氏(83=現ソフトバンク球団会長)以来2人目。栗山氏は「これからも継承されていく高校野球の輝かしい未来を願って始球式に臨みます」とコメントを発表し、本紙の取材に「次の世代へつなげられるように魂を込めて投げたい」と語った。

 栗山氏は高校(創価)時代に甲子園出場経験はない。ただ、03年から09年までプロ野球選手が高校球児を指導するシンポジウム「夢の向こうに」のコーディネーターを務めるなど高校野球との関わりは深い。憧れのマウンドに立つことになり「子供のころからずっと甲子園に出たいと思って目標にして、62歳になった今も心の中で甲子園には憧れしかない」と熱い思いを語り「甲子園は何十年、何百年たってもそういう場所であってほしいし、しっかりと次の世代に伝えていかないといけない」と強調した。

 栗山氏は日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」で行われた3月30日のシーズン開幕戦(VS楽天)でも始球式を務めたが「自分の人生で始球式はこの夏の甲子園が最後。二度とすることはない」と決意を語る。当日は、魂を込めた一投となりそうだ。

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