なぜ大阪桐蔭・前田は決勝まで登板1試合のみ? 西谷監督「平嶋の方が…」3戦連続温存で履正社との決勝へ

2023年07月29日 19:16

野球

なぜ大阪桐蔭・前田は決勝まで登板1試合のみ? 西谷監督「平嶋の方が…」3戦連続温存で履正社との決勝へ
<大阪桐蔭・箕面学園>試合後、ナインに声をかける大阪桐蔭・前田(左)(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権大阪大会準決勝   大阪桐蔭3―2箕面学園 ( 2023年7月29日    シティ信金スタ )】 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の出場校を決める大阪大会の準決勝2試合が29日に行われ、大阪桐蔭が箕面学園からタイブレークの延長10回にサヨナラ勝利を挙げた。
 投手陣は計3投手が被安打5、2失点の力投でつないだ。先発の背番号10・南恒誠(3年)が5回3安打2失点(自責1)と流れをつくり、2番手右腕・境亮陽(2年)が4回2安打無失点と好投した。

 そしてタイブレークの延長10回。3番手として登板したのは、エース左腕・前田悠伍(3年)ではなく、平嶋桂知(かいち=2年)だった。最速154キロ右腕が無失点に抑え、直後の劇勝を呼んだ。

 敗れれば、今秋ドラフト1位候補に挙がる絶対的エースが今夏登板1試合のみで姿を消す危機だった。継投策について西谷監督は「前田も準備をさせていたけど、境の投球が良かった。さらにタイブレークの練習をしてきたところで言うと、平嶋がああいうパワーのある投球をできる。(タイブレーク制のない)延長戦であるならば違ったかもしれないが、タイブレークなら(前田より)平嶋の方が長けているのかなと思った」と説明した。

 結果的にはエース・前田を3試合連続で温存して履正社との決勝を迎えることに成功。前田は「明日は自分が投げて勝つ」と誓った。

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