大阪桐蔭 ヒヤヒヤ薄氷も延長10回サヨナラ勝ちで決勝進出 2年連続でライバル履正社と頂上対決

2023年07月29日 15:37

野球

大阪桐蔭 ヒヤヒヤ薄氷も延長10回サヨナラ勝ちで決勝進出 2年連続でライバル履正社と頂上対決
<大阪桐蔭・箕面学園> 延長10回タイブレーク、山田のサヨナラ打で喜びを爆発させる大阪桐蔭ナイン。中央が前田 (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の大阪大会準決勝が29日に行われ、大阪桐蔭が3-2で箕面学園に延長10回サヨナラ勝ちし、30日の決勝に進出した。準決勝第1試合では履正社が勝利しており、決勝は2年連続でライバル校同士のカードとなった。
 エース前田を温存し、先発には右腕・南を立てた。2回には味方の失策から先制につながったが、5回まで2失点でしのいだ。一方、打線が箕面学園・島津を打ち崩せず、5回まで1得点。追いかける展開が続いた。

 1点差の7回には、2死一、二塁から境の三振振り逃げの間に二塁走者が一時生還したものの、審判団が再協議し「三振した後に体に当たったため、バッターはアウト」との場内アナウンスで、同点は取り消しとなった。

 それでも8回には代打・長沢の同点適時二塁打が飛び出し、タイブレーク制の延長戦に突入すると、延長10回に山田がサヨナラ打を放って決着。薄氷を踏む勝利ながらも決勝に進出した。

 今夏は2回戦から準々決勝までは5試合連続でコールド勝ち。チームには今秋ドラフト1位候補の前田をはじめ、最速140キロ超を誇る投手が5人もおり、格の違いを見せていた。この日は箕面学園との接戦となったが、春夏通じて27度目の甲子園出場に王手をかけた。

 今春の選抜大会では準決勝で報徳学園に敗れ、春夏通じて10度目の全国制覇を逃した。春の雪辱を目指し、大阪大会決勝に挑む。

【大阪桐蔭 今夏の戦績】
2回戦 8-1 早稲田摂陵
3回戦 12-1 淀川工科
4回戦 10-2 東海大大阪仰星
5回戦 15-3 大冠
準々決勝 11-2 大体大浪商

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