【大阪桐蔭・西谷監督と一問一答】8回同点打「思い切って長沢で」好投平嶋は「魂込めて投げてくれた」

2023年07月29日 16:13

野球

【大阪桐蔭・西谷監督と一問一答】8回同点打「思い切って長沢で」好投平嶋は「魂込めて投げてくれた」
大阪大会準決勝<大阪桐蔭・箕面学園> 勝利し、スタンドにあいさつする前田(左から3人目)ら大阪桐蔭の選手 (撮影・須田 麻祐子)  Photo By スポニチ
 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の大阪大会準決勝が29日に行われ、大阪桐蔭が3-2で箕面学園に延長10回サヨナラ勝ちし、30日の決勝に進出した。準決勝第1試合では履正社が勝利しており、決勝は2年連続でライバル校同士のカードとなった。
 試合後、西谷浩一監督は「後手後手のゲームになってしまいまして。ただ、後攻だったので、9回の裏まで最悪考えてもいい、と言いました。タイブレークは出来たら避けたかったですが、練習もしてきましたので、思い切ってやろうと。みんなが粘り強くやってくれました」と目尻を下げた。指揮官としては自身23度目の甲子園出場へ、あと1勝に迫った。

 以下、西谷監督と一問一答。

 ―箕面学園・島津投手に苦しんだ。
 「打たせてくる投球で、この広い舞洲球場をうまく利用されて、しっかり研究もされて、もう少しコンパクトにいきたかったのですが、なかなか、そうさせてもらえませんでした」

 ―選手のプレーはどう感じていたか。
 「プレー自体は悪くなく、攻撃の方も少しずつ良くはなってきていたんですが、あと1本、あと1つというところでミスがあったり、嫌な流れになったりしましたので、嫌なパターンに入ってしまったなと思っていました」

 ―8回には長沢が同点打。
 「長沢が少しケガで遅れているんですが、バッティングの状態も上がっていましたし、ここ一番の勝負強さというのは、ラマルもいいのですが、やはり上級生、長沢の方が長けているのでは、と思って、思い切って長沢でいきました」

 ―タイブレークの守備で0点に抑えた。
 「1点まではOKという気持ちでやりましたが、平嶋が魂込めて投げてくれたと思います」

 ―2番手投手の境も好投した。
 「この大会に入ってから状態を上げてくれている。南も悪くなかったですが、きょうは境、平嶋とよくやってくれたと思います」

 ―今大会はコールド勝ちが続いていたが、きょうは接戦を制した。
 「苦しい試合でしたが勝てましたので、この経験を明日にいかしたいと思います」

 ―明日は履正社との決勝。
 「もう、甲子園に行くためには、避けて通れない相手ですので、決勝の最高の舞台。しっかり相手と組んで、粘り強くやりたいと思います」

 今夏は2回戦から準々決勝までは5試合連続でコールド勝ち。チームには今秋ドラフト1位候補の前田をはじめ、最速140キロ超を誇る投手が5人もおり、格の違いを見せていた。この日は箕面学園との接戦となったが、春夏通じて27度目の甲子園出場に王手をかけた。

 今春の選抜大会では準決勝で報徳学園に敗れ、春夏通じて10度目の全国制覇を逃した。春の雪辱を目指し、大阪大会決勝に挑む。

【大阪桐蔭 今夏の戦績】
2回戦 8-1 早稲田摂陵
3回戦 12-1 淀川工科
4回戦 10-2 東海大大阪仰星
5回戦 15-3 大冠
準々決勝 11-2 大体大浪商

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