【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第3話 上品?腹黒い?笑い方も顔も装束も漢字遊びも…これぞ平安絵巻

2024年01月28日 17:01

芸能

【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第3話 上品?腹黒い?笑い方も顔も装束も漢字遊びも…これぞ平安絵巻
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」大河絵第3話 上品?腹黒い?笑い方も顔も装束も漢字遊びも…これぞ平安絵巻 Photo By スポニチ
 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は28日、第4話が放送される。先週の第3話で宮廷貴族の世界に足を踏み入れたまひろ(吉高由里子)は――。
 「光る君へ」は、「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」など生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第3話は「謎の男」。まひろは自分のせいで放免(検非違使庁の下級役人)に捕らえられた藤原道長(柄本佑)を心配。しかし、父の藤原為時(岸谷五朗)から謹慎を強いられたため、ただ案じることしかできない。右大臣の父・藤原兼家(段田安則)の指示に従い、道長の次兄・藤原道兼(玉置玲央)は女官を使って帝の食事に毒を仕込み、円融天皇(坂東巳之助)は急激に体が弱っていく。政権掌握へ二の手を打ちたい兼家はライバルの左大臣家の動向を探るため、為時を利用してまひろを間者として送り込む…という展開だった。

 幼少期の母・ちやは(国仲涼子)とのつらい別れ、藤原道長(柄本佑)との6年の時を経た再会、そして兼家の出世のために動く父・為時の指示で、まひろがついに宮廷貴族たちが“うごめく”雅な世界に足を踏み入れた。

 左大臣・源雅信(益岡徹)の屋敷・土御門殿。まひろは雅信の娘・源倫子(黒木華)らが集い、歌人・赤染衛門(凰稀かなめ)から和歌を学ぶ勉強会に出席。倫子は身分の低いまひろを大らかに招き入れた。手始めに行われたのが、平安の“漢字ゲーム”「偏継(へんつぎ)」。赤染衛門が「旁(つくり)」の札を示し、生徒たちはそれに合う「偏」の札を取る。「日」「月」=「明」、「糸」「者」=「緒」、「言」「寺」=「詩」など、まひろは次々と札を取り“無双状態”。倫子は「まひろさんは漢字がお得意なのね。1枚も取れなかった。うふふふふ」と口元を押さえて上品に笑った。

 “平安顔”と上品な笑い、そして“腹黒さ”を醸し出しながら貴族の世界を彩った倫子と、戸惑いながらも豊かな知識を披露した、まひろ。これぞ平安絵巻を石井さんが描く。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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