弁護士の細野敦氏 吉本興業の松本人志巡る文書に私見「説明責任がある」
2024年01月28日 10:55
芸能
吉本側は先月27日に疑惑について最初の報道が出た時点で、「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」との立場を表明していた。
細野氏は「吉本興業としては、万博も含め政府系の仕事もしてますから。コンプライアンス、人権尊重に厳しい。そのため事実関係の調査も今してますし、その結果については記者会見で説明責任があると思います」と話した。
松本は22日に週刊文春の発行元・文芸春秋などを相手取り、名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償などを求めて東京地裁に提訴。松本個人による提訴となり、請求額は約5億5000万円。松本の代理人は「記事に掲載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ“性加害”に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とコメントを発表した。
この発表を受け、週刊文春編集部も同日にコメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって萎縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」と全面的に争う姿勢を見せた。