【NHK連続テレビ小説「虎に翼」】(5) 主人公のモデルへの敬意は常に

2024年04月12日 07:00

芸能

【NHK連続テレビ小説「虎に翼」】(5) 主人公のモデルへの敬意は常に
NHK連続テレビ小説「虎に翼」で主演を務める伊藤沙莉(中央) Photo By 提供写真
 女優の伊藤沙莉(29)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜前8・00)は、日本人初の女性弁護士となった三淵嘉子をモデルにした作品だ。
 制作統括の尾崎裕和氏は「実在した人物を主人公のモデルにしたドラマでも、朝ドラと大河ドラマでは大きく異なる。大河は実名でその人の実績を描くような部分があり、朝ドラは名前を変えて改めてフィクションとして描く」と朝ドラならではの作り方を説明した。

 今回の主人公の名前は猪爪寅子(いのつめ・ともこ)。尾崎氏は「三淵さんが五黄の寅(とら)年生まれで、ご家庭で“寅ママ”と呼ばれていたエピソードがあり、寅子と書いて“ともこ”と読むというアイデアが生まれました」と名前に込めた思いを明かした。

 作品はあくまでフィクションだが、史実と異なる描写に対して視聴者からさまざまな意見が寄せられることも少なくない。「もちろんいろいろなリアクションもあると思いますが、三淵さんという方の人生に敬意を持って描くことだけは外れないようにやっていきたい」と力を込めた。(この項終わり)

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