水原一平容疑者 有罪なら?清原弁護士が量刑を解説 窃盗罪は州警察の捜査範囲「合算すると…」

2024年04月12日 16:33

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水原一平容疑者 有罪なら?清原弁護士が量刑を解説 窃盗罪は州警察の捜査範囲「合算すると…」
水原一平容疑者 Photo By スポニチ
 国際弁護士の清原博氏が12日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、ドジャース大谷翔平投手(29)の元専属通訳で違法賭博問題と多額の窃盗によって球団から解雇され、刑事訴追された水原一平容疑者(39)の今後について解説した。
 米司法省は11日(日本時間12日)、銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。違法賭博の借金を返済するため、大谷選手の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正に送金したとされる。水原容疑者は12日(同13日)にロサンゼルスの連邦地裁に出廷する見通し。

 銀行詐欺罪は最高で禁錮30年。水原容疑者が有罪となった場合について、清原氏は「私の考えでは、今回の水原氏の場合、金額が多額だから、相当に長期の禁錮刑になるけど、恐らく禁錮15年くらいになるだろうと」と見通した。また「水原氏の弁護士が今後、司法取引というのをやる予定ですから、うまくいったら禁錮の刑期がもっと短くなって、禁錮7年とか8年とかに収まる可能性はある」とも付け加えた。

 銀行詐欺は連邦警察の捜査範ちゅうだが、大谷の口座から送金した疑いは窃盗、不正アクセスの容疑に問われる可能性があり、カリフォルニア州警察が捜査することになる。清原氏は「今回は連邦が捜査機関なので、窃盗というものでは連邦では処罰できない」と解説。「そこで、苦肉の策という言い方も変ですけど、連邦の場合には銀行をだまして利益を得るという連邦の犯罪とされているものがあるから、水原さんは銀行をだまして送金させた…銀行に電話する時に大谷選手を装って電話したとか、送金の通知が大谷選手に行かないように設定を変えたとか、銀行を欺いて送金したということが発覚したから、銀行に対する詐欺ですねという。それは連邦の方でも処罰できる犯罪に該当するから、ややこしい」と、米国の法律のシステムについて説明した。

 水原容疑者は今後、州警察の捜査も受ける可能性もあるという。「大谷選手の弁護士が“警察に相談している”と言っていますけど、警察というのは、カリフォルニア州の警察だと思います」と推測。「窃盗の被害を受けましたという被害を出せば、州の警察が窃盗罪で捜査に着手する可能性があると思います。連邦の犯罪と州は別個、両方で有罪になる可能性もある。両方で服役しないといけない」と話した。

 カリフォルニア州の窃盗罪、不正アクセス罪はともに最高で禁錮3年という。「最大値の禁錮6年というのが出るとすると、連邦で15年、州の方で6年、合算すると21年服役する可能性があるというわけですね」と、すべて有罪になった場合の量刑について解説した。

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