水原容疑者 “未返済”?37億円の行方 清原弁護士が解説「違法な賭博で作った借金は…」

2024年04月12日 15:10

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水原容疑者 “未返済”?37億円の行方 清原弁護士が解説「違法な賭博で作った借金は…」
水原一平容疑者 Photo By スポニチ
 国際弁護士の清原博氏が12日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、ドジャースの大谷翔平投手(29)の元専属通訳で違法賭博問題と多額の窃盗によって球団から解雇された水原一平容疑者(39)の借金の行方について解説した。
 米司法省は11日(日本時間12日)、銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。違法賭博の借金を返済するため、大谷選手の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正に送金したとされる。

 訴状によると水原容疑者は、21年から今年1月までの間に約1万9000回の賭けをしており、勝った金額は約1億4200万ドル(約220億円)、負け分は約1億8300万円(約280億円)。約4100万ドル(約62億円)の損失があったという。24億5000万円がすべて損失分の返済に充てられていたとしても、37億円以上が返済されていないことになる。

 MCのフリーアナウンサー石井亮次は、「これは違法賭博の場合、返さなくていいのかどうなのか?」と疑問を口にした。

 すると清原氏は「法律的には違法な賭博で作った借金は、支払う義務はありません。ですから水原氏の方で、“違法賭博だから払いません、借金は払いません”と言うことはできる」と、法的な考えを解説した。

 しかし、そうすることが困難な事情もあるという。「現実問題、違法な賭博業者は、背後にはマフィアがいるんじゃないかと捜査機関が見ているくらい、相当に悪い奴らですね」と説明。「となれば、借金の取り立ては相当に厳しいと思います。水原氏が法律論を振りかざして“これは違法なギャンブルだから、借金なんて払いません”と言ったところで、マフィアは“そんなことは許さん”と脅してくるわけですよね。となると、借金を返さざるを得なくなって、お金がなければ不正なやり方で借金を返そうかという気持ちにもなるのかもしれませんね」と、推測を交えて説明した。

 水原氏は有罪の場合、30年の禁錮刑が科される可能性もあるという。そうなった場合の胴元について、清原氏は「もう(水原氏に)接触してこないと思います」とした。

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