八代英輝弁護士 米司法省“大谷は被害者”発表に「関与していないことを証拠が裏付けているということ」

2024年04月12日 13:07

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八代英輝弁護士 米司法省“大谷は被害者”発表に「関与していないことを証拠が裏付けているということ」
八代英輝弁護士 Photo By スポニチ
 弁護士の八代英輝氏(59)が12日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。ドジャースの大谷翔平投手(29)の元専属通訳で違法賭博問題と多額の窃盗によって球団から解雇された水原一平容疑者(39)について、米司法省が11日(日本時間12日)、銀行詐欺容疑で訴追したと発表したことに言及した。
 水原容疑者は、違法賭博の借金を返済するため、大谷選手の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5千万円)以上を不正に送金したとされる。同容疑者は12日(同13日)にロサンゼルスの連邦地裁へ出廷する見通し。

 司法省によると、水原容疑者は2021年9月に違法スポーツ賭博を始め、数カ月後に多額の損失を抱え始めた。送金したのは21年11月から24年1月までで、水原容疑者が関係する機器やIPアドレスが使われていた。米連邦検事マーティン・エストラーダ氏は「大谷はこの捜査に全面的に協力した」と述べ、大谷は送金を知らず、許可もしていないとして被害者に当たると指摘した。

 また、スポーツ専門局「ESPN」は訴状の内容として、水原容疑者が2021年12月から今年1月まで、1日あたり平均25回、1回当たり10ドル(約1500円)から16万ドル(約2400万円)の範囲で賭けをしており、合計約1万9000回の賭けを行ったという。

 当局が入手した資料として、水原容疑者の賭博記録には、この期間中の合計賞金は総額1億4225万6769ドル(約218億円)で、負けた金額は1億8293万5206ドル(約280億)で、損失額は4067万8436ドル(約62億円)にのぼる。

 ESPNによれば、米連邦量刑ガイドラインに則り、銀行詐欺には最高100万ドル(約1億5300万円)の罰金及び最高30年の懲役が科される可能性があるという。

 八代氏は、連邦検事が大谷は被害者に当たると指摘したことについて「言及するというのは異例なことだと思いますし、それが大谷さんが捜査に非常に協力的だったこと、それからいろんな疑惑があったが、検察は大谷さんが関与していないと思っていると、それは証拠が裏付けているということです」とコメントした。

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