八代英輝弁護士 米司法省“大谷は被害者”発表に「関与していないことを証拠が裏付けているということ」
2024年04月12日 13:07
芸能
司法省によると、水原容疑者は2021年9月に違法スポーツ賭博を始め、数カ月後に多額の損失を抱え始めた。送金したのは21年11月から24年1月までで、水原容疑者が関係する機器やIPアドレスが使われていた。米連邦検事マーティン・エストラーダ氏は「大谷はこの捜査に全面的に協力した」と述べ、大谷は送金を知らず、許可もしていないとして被害者に当たると指摘した。
また、スポーツ専門局「ESPN」は訴状の内容として、水原容疑者が2021年12月から今年1月まで、1日あたり平均25回、1回当たり10ドル(約1500円)から16万ドル(約2400万円)の範囲で賭けをしており、合計約1万9000回の賭けを行ったという。
当局が入手した資料として、水原容疑者の賭博記録には、この期間中の合計賞金は総額1億4225万6769ドル(約218億円)で、負けた金額は1億8293万5206ドル(約280億)で、損失額は4067万8436ドル(約62億円)にのぼる。
ESPNによれば、米連邦量刑ガイドラインに則り、銀行詐欺には最高100万ドル(約1億5300万円)の罰金及び最高30年の懲役が科される可能性があるという。
八代氏は、連邦検事が大谷は被害者に当たると指摘したことについて「言及するというのは異例なことだと思いますし、それが大谷さんが捜査に非常に協力的だったこと、それからいろんな疑惑があったが、検察は大谷さんが関与していないと思っていると、それは証拠が裏付けているということです」とコメントした。