加藤登紀子 宮崎駿監督との驚きのエピソード 「紅の豚」でジーナの声演じる

2024年04月12日 19:37

芸能

加藤登紀子 宮崎駿監督との驚きのエピソード 「紅の豚」でジーナの声演じる
横須賀美術館で開催中の「鈴木敏夫とジブリ展」を訪れた加藤登紀子 Photo By スポニチ
 歌手の加藤登紀子(80)が12日、神奈川県横須賀市にある「横須賀美術館」で5月12日に同市内にある、よこすか劇場で幕を開ける「百万本のバラコンサート」の取材会を行った。
 同館では、6月18日まで企画展「鈴木敏夫とジブリ展」を開催中。取材会の前には、主人公・ポルコの旧友・ジーナを演じた「紅の豚」(監督宮崎駿)などの展示物を見学し「コンテンツがすごくて、じっくり見たら、何回見ても全部を見られないくらいすごい」と感激していた。

 取材会では、劇中ポルコが「飛ばねえ豚はただの豚だ」と口にした後、ジーナが「バカッ!」と怒りをあらわにする名シーンについて「36回もやり直したの。宮崎さんから『登紀子さんの全部の怒りを、バカに込めて』と言われてね」と驚きのエピソードを開かしていた。

 今年3月には米アカデミー賞で最新作「君たちはどう生きるか」で、長編アニメーション賞を獲得した宮崎。加藤は「宮崎さんから『僕は、どんな時代も瑞々しく生きている人がいるということを、映画で描いてきたんですよ』と聞いていた」と明かし、「千と千尋の神隠し」以来、2度目の栄誉は「宮崎さんが追求してきたテーマ全体に対するリスペクトだと思う」と称えた。

 取材会の最後には「紅の豚」の主題歌「さくらんぼの実る頃」や、ジョン・レノンの「イマジン」をアコースティックギターを奏でながら歌唱し、平和の尊さを訴えた。

 「時をつなぐ歌」をテーマにしたコンサートは、5月12日のよこすか芸術劇場からスタート。6月2・5日には、東京国際フォーラムでも開催される。問い合わせは、トキコ・プランニング=03・3352・3875(平日午前10時~午後6時)へ。

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