加藤登紀子 宮崎駿監督との驚きのエピソード 「紅の豚」でジーナの声演じる
2024年04月12日 19:37
芸能
取材会では、劇中ポルコが「飛ばねえ豚はただの豚だ」と口にした後、ジーナが「バカッ!」と怒りをあらわにする名シーンについて「36回もやり直したの。宮崎さんから『登紀子さんの全部の怒りを、バカに込めて』と言われてね」と驚きのエピソードを開かしていた。
今年3月には米アカデミー賞で最新作「君たちはどう生きるか」で、長編アニメーション賞を獲得した宮崎。加藤は「宮崎さんから『僕は、どんな時代も瑞々しく生きている人がいるということを、映画で描いてきたんですよ』と聞いていた」と明かし、「千と千尋の神隠し」以来、2度目の栄誉は「宮崎さんが追求してきたテーマ全体に対するリスペクトだと思う」と称えた。
取材会の最後には「紅の豚」の主題歌「さくらんぼの実る頃」や、ジョン・レノンの「イマジン」をアコースティックギターを奏でながら歌唱し、平和の尊さを訴えた。
「時をつなぐ歌」をテーマにしたコンサートは、5月12日のよこすか芸術劇場からスタート。6月2・5日には、東京国際フォーラムでも開催される。問い合わせは、トキコ・プランニング=03・3352・3875(平日午前10時~午後6時)へ。