上方落語名物「彦八まつり」は猛暑や台風対策で9月→5月に 笑福亭仁智「高齢の噺家の体調も考え」
2024年04月12日 12:55
芸能
コロナ禍でオンライン開催となった20年以来4年ぶり、生国魂神社での“リアル”開催は5年ぶり。実行委員長は笑福亭遊喬(59)、笑福亭生喬(55)、桂文三(56)、林家そめすけ(57)、笑福亭喬楽(56)、桂七福(59)、林家花丸(59)の7人が務める。
「彦八まつりが始まった91年に入門した7人です」と仁智会長が紹介。イベント担当の生喬は「今年は野外ステージを設置せず、屋内で有料化して催します」と雨や風、暑さなど、また、混雑を避けるために1日4公演のイベント、1日4開催の奉納落語会すべてが有料化される。
仁智は「近鉄(バファローズ)のファン感謝デーに行き、ファンと選手との必要性を感じて、(彦八まつりに)ファン感謝デーとつけました」とこれまで通り噺家とファンとの接点を設けるため、たこ焼き、お好み焼きなどの店舗も出店。「たこ焼き、もう30年焼いてます。命続く限りやりますよ」と仁智も乗り気だ。
同期7人でまつりの運営を務めることになり、「ここまでやってこれたのは感無量」と文三は締めくくった。
一方、会見後、仁智は笑福亭銀瓶(56)が26日開催の上方落語協会会長選挙に立候補を表明したことについて問われ、「立候補制ではありませんからね。どうなるか分かりません」と語った。