ノースアジア大明桜VS八戸学院光星 63年ぶり東北勢同士の初戦対決 秋田VS青森は初

2023年08月04日 05:00

野球

ノースアジア大明桜VS八戸学院光星 63年ぶり東北勢同士の初戦対決 秋田VS青森は初
対戦が決まった明桜の猪原空駈斗主将(左)と八戸学院光星の中沢恒貴主将(代表撮影) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権大会・組み合わせ抽選会 ( 2023年8月3日 )】 ご近所対決が実現した。最深部は327メートルと日本3位の深さを誇る十和田湖。観光地としても人気の湖が県境となっている秋田と青森の代表校が、甲子園大会では春夏通じて初めて対戦する。ノースアジア大明桜(秋田)と八戸学院光星(青森)が第7日第1試合で対戦。それぞれのプライドを胸に激突する。
 東北勢同士による初戦の対決は、63年ぶり3度目。60年夏は青森が東北(宮城)を下した。他にも、専大松戸(千葉)―東海大甲府(山梨)の関東対決など初戦から5カードの近隣対決が決まった。

 今春の東北大会準決勝では、八戸学院光星が8―5で勝利した。前回6月10日から2カ月あまりでの再戦。ノースアジア大明桜の輿石重弘監督は「この前やったばかりなので違うところと当たりたかった」と思わず本音を漏らした。

 輿石監督が「皆さん苦しい思いをされている」と語ったように、秋田大会中は豪雨にも見舞われた。佐々木優大部長の自宅も床上浸水するなど、多くの県民に被害が出た。主将の猪原空駈斗(たかと=3年)にも「普段の生活に戻れていない人もいるので勇気や希望を与えたい」と秘めたる思いがある。

 春夏通じて過去3度の準優勝経験がある八戸学院光星は、昨夏の仙台育英に続く東北勢連覇が目標だ。悲願の日本一へ向け、主将の中沢恒貴(3年)は「東北大会では勝てたが隙のないチーム。エラーなどミスをなくして戦いたい」と気を引き締める。夢よ再び。仲井宗基監督は「再び東北に優勝旗を持って帰る」と力強く決意を込めた。(村井 樹)

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