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九国大付は49番目の「大トリ出陣」 注目の大砲・佐倉は「勝ちが一番」とフォア・ザ・チーム強調

2023年08月04日 04:45

野球

九国大付は49番目の「大トリ出陣」 注目の大砲・佐倉は「勝ちが一番」とフォア・ザ・チーム強調
<甲子園見学会>マウンドでホームを指さす九州国際大付・佐倉(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権大会・組み合わせ抽選会 ( 2023年8月3日 )】 第105回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で開催され、九州国際大付(福岡)は「高校四天王」の一角、佐倉侠史朗主将(3年)が出場49校の“大トリ”となる第7日の第3試合を引いた。
 やはり、九州国際大付の佐倉は持っている男かも知れない。最後の夏は49校の大トリとして開幕戦を勝ち上がった勝者とぶつかることになった。「調整期間が長くなったと捉えてやっていきたいと思いと思います」と腕まくりした。

 組み合わせ抽選会を前に、3日の午前中は甲子園見学で1年ぶりに聖地の土を踏んだ。主将になって昨秋の県大会初戦敗退など苦悩もしてきた。「ここの球場に来られたんだ、という実感はありました」と感慨もあったという。

 今夏の県予選は本塁打こそなかったが、チームの最多の10安打を放つなど打率・435を残して激戦だった福岡の夏の主役になった。昨春、昨夏はアーチを描くことはできなかった甲子園という夢舞台。「チームの勝ちが一番。ホームランは打ちたいんですけど、場面に応じたバッティングができたらいい」。県予選同様に、主将らしくフォア・ザ・チームの精神を貫く。

 抽選会場では「高校四天王」の一人、広陵の真鍋慧(3年)とジェスチャーでコミュニケーションを取ったという。「あそこもいいピッチャーがいる。そういう選手を打っていけたらいい」と頼もしい。楠城徹監督は「思い出の一発を放ってほしいと思います。打つんじゃないかと思います」と最後の夏に臨む主砲に期待した。

 組み合わせ後には事前に立候補した17校による選手宣誓の抽選が行われた。「先輩たちから(選ばれたら)有名になるぞとは言われていた。やることに意味があるのかな」と立候補したが落選。それでも「チームで有名になれたらいい」と言った。過去最高の15年の8強を超える進撃を目指す。 (杉浦 友樹)

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