大谷翔平 4回緊急降板は右手中指のけいれん「指は最近よくつっている」「投げる選択の方が迷惑かかる」

2023年08月04日 13:50

野球

大谷翔平 4回緊急降板は右手中指のけいれん「指は最近よくつっている」「投げる選択の方が迷惑かかる」
試合後の囲み取材に応じる大谷(撮影・柳原 直之) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルス3-5マリナーズ ( 2023年8月3日    アナハイム )】 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、本拠地アナハイムでのマリナーズ戦に「2番・投手兼DH」で先発出場。投手は「右手と右手の指のけいれん」で4回59球で緊急降板も、打者では両リーグ最速となる40号を放つなど、2打数2安打2四球と4打席全出塁。ただ、チームは守護神・エステベスが打ち込まれ、逆転負けを喫した。
 投手・大谷は初回無死一、三塁のピンチを無失点で切り抜けると、4回まで3安打4奪三振と好投。ただ、「右手と右手の指のけいれん」のため、この回限りで緊急降板となり、前人未踏の2年連続2桁勝利&2桁本塁打は持ち越しとなった。

 それでも打者・大谷は初回1死の第1打席で右前打を放つと、4回の第2打席は四球で出塁。緊急降板後も野手として出場を続行し、0-1の6回2死走者なしの第3打席は3ボールとなったところで、相手バッテリーが一発を警戒してか申告敬遠で一塁へ歩かされたが、すぐさま二盗に成功すると、続くクローンの中前適時打で同点のホームを踏んだ。さらに、2-1の8回の第4打席は右中間席へ豪快な40号アーチを放った。

 試合後、大谷は右手中指がつったと明かし「指は最近よくつっているので、今日ももう1イニング、もう2イニング様子見ながら行こうと、もしかしたら行けたかもしれないですけど、大事な試合ですし、0-0、1点を争うゲームなので投げる選択の方が迷惑かかるんじゃないかと」と降板を申し出た理由を説明した。

 その上で次回登板については「チーム状況というか、僕が決めることでない。もちろん今まで通り僕のスケジュールでやっていくように努めたいし、そこは監督の判断になると思います」とした。

 試合は9回に守護神・エステベスが痛恨の満塁弾を浴び、チームはあと少しのところで逆転負け。「もちろん100球近く投げて、なるべくブルペンの負担を減らしたい試合ではありましたし、結果的に最後、逆転されて負けてるので、終わったことは切り替えるしかない。明日に向けて切り替えて頑張ります」と必死に前を向いた。

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