阪神・島本「満塁で佐野の時、と電話もかかってきて」ピンチで快投の13年目左腕は同期入団では唯一の現役

2023年08月04日 22:34

野球

阪神・島本「満塁で佐野の時、と電話もかかってきて」ピンチで快投の13年目左腕は同期入団では唯一の現役
<D・神> 8回2死満塁、佐野を空振り三振に斬った島本 (撮影・須田 麻祐子)  Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神5-2DeNA ( 2023年8月4日    横浜 )】 酸いも甘いも経験している13年目左腕が、勝利をたぐり寄せた。3点優勢の8回、3番手の加治屋が2死満塁のピンチを招いたところで島本がマウンドへ向かった。対峙したのは左の佐野。「満塁で佐野の時、と(ブルペンに)電話もかかってきていたので」と“ピンチで佐野”をしっかりと想定して準備を整えていた。
 初球は外角低めのフォークで空振り。「あそこは厳しいところを攻めていくところ」と“先手”を奪うことに成功すると2球で追い込み、最後もフォークで空振り三振に斬った。

 「1球、1球、全部勝負球を投げるつもりで。誠志郎が良い配球をしてくれたので」

 7月30日の広島戦も2点優勢の8回2死二、三塁で秋山を遊飛に仕留めており、左キラーとして1人1殺の場面で立て続けに好投している。試合後、岡田監督も「ランナーおったら島本よ」と信頼を口に。入団から2度も育成選手から支配下にはい上がり、20年11月には左肘のトミージョン手術も経験。何度も難局を乗り越え、10年ドラフトのチームの同期入団8人では唯一の現役で奮闘する背番号46が意地を示した。

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