田崎史郎氏 安倍派“異次元の裏金”5年で6・8億円に「罪深い。どうしてこんなことになったんだろう」

2024年02月01日 09:11

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田崎史郎氏 安倍派“異次元の裏金”5年で6・8億円に「罪深い。どうしてこんなことになったんだろう」
東京・六本木のテレビ朝日社屋 Photo By スポニチ
 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。自民党安倍派は1月31日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、政治団体「清和政策研究会」の政治資金収支報告書の2020~22年分について訂正を総務省に届けたことに言及した。
 安倍派は、政治資金パーティーによる収入を計4億3588万円増額し、所属議員ら計91人が関係する政治団体への寄付支出は、計約4億2700万円増額した。安倍派はコメントを出し、パーティー収入から寄付の形で支出したのは5年間で現職・元職の衆参両院議員の計95政治団体、総額6億7654万円だったと明らかにした。この金額は東京地検特捜部が起訴時に認定した不記載額と同額だった。政治団体の内訳は衆院側58団体、参院側37団体だった。安倍派は「国民の政治不信を招き、心よりおわび申し上げる」と陳謝した。

 3年分の訂正額が大きかったのは、池田佳隆衆院議員の3208万円、大野泰正参院議員3146万円、谷川弥一元衆院議員の2303万円、萩生田光一前政調会長の1952万円など。報道各社は、派閥幹部の記者会見を要請したが、安倍派は「受けません」と回答した。

 田崎氏は「今回、こうやって数字を示されると、中には10万円という方もいらっしゃるには、いらっしゃるんですけれども、これだけ広範囲にいくらいくらって出ますと、本当に罪深いなと。どうしてこんなことになったんだろうと。おそらく何かこういう場合にキックバックすること、そして不記載にすることが当たり前のようになったと思うんですね。なぜそうなってしまったんだろうというのが大きな疑問ですね」と自身の受け止めを述べた。

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