櫻坂46小林由依 笑顔の卒業公演 欅坂46の1期生加入から8年半…「私にとっての青春」恒例あおりも
2024年02月02日 00:00
芸能
加入当初はダンスも歌も未経験。それでもストイックに技術を磨き上げ、今では切れのあるダンスと、低音のブレない高い歌唱力が武器になった。ギターの弾き語りもでき、クールビューティーなビジュアルでモデルとしても活躍。「欅…」だった18年には、当時一部活動を休止していたセンターの平手友梨奈(22)の代理で、レコード大賞やNHK紅白歌合戦でセンターを務めた。パフォーマンスの軸、そして中心メンバーとしてグループを引っ張ってきた功労者だ。
ライブでは、小林が荒っぽい口調で観客をあおるのも恒例。タオルを振って盛り上がる曲「危なっかしい計画」では「腕がちぎれるまでぶん回せ!」と叫び、大歓声に包まれる。サバサバした性格ながら仲間思い。背中で示す姿勢に憧れるメンバーも多く、キャプテンの松田里奈(24)は「由依さんの格好いい背中を追ってきたからこそ、今の櫻坂のパフォーマンスがある。由依さんがいない不安もあるけど、それを乗り越えていけるように活動していきたい」と決意。メンバーは涙ながらに、小林に感謝を伝えた。
公演は前日の1月31日と合わせ2日間で2万4000人を動員。小林のソロ曲「君がサヨナラ言えたって…」や新曲「承認欲求」など全19曲を披露。小林は「大満足のライブでした!」と満面の笑み。最後まで涙は見せず凜(りん)とした表情で、振り返ることなくステージを後にした。