漫画家の安タケコ氏 「セクシー田中さん」問題の“風化”「一番悲しい」「誠意ある調査を」

2024年02月01日 19:32

芸能

漫画家の安タケコ氏 「セクシー田中さん」問題の“風化”「一番悲しい」「誠意ある調査を」
安タケコ氏公式X(@takekoyasu)から
 漫画家の安タケコ氏が1日、自身のXを更新し、昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死したことを受け、「今後同じことが起きないように改善されていくことを望みます」と思いを記した。
 安氏は、芦原さんが「セクシー田中さん」を連載していた「姉系プチコミック」と同じ小学館の「プチコミック」などで「ニセカレ(仮)」「リベンジ・ウェディング」などを執筆している人気漫画家で、芦原さんとも面識があった。

 この日は「芦原先生のことは絶対に忘れることはないし、忘れてはいけない問題でもあると思います。一番悲しいのは風化して今回の問題点がうやむやにされて流れていくこと」と思いをつづった。

 さらに「芦原先生は自分の作品を愛して、守るために全力で戦ったのです。そりゃそうですよ、作家は血反吐を吐く思いで悶絶しながら毎回執筆しているんですから。そんな思いで作り上げた作品を使い捨てのような扱いはしないでほしい。同じ思いの小学館、担当編集者、編集部も誠心誠意作家を守るために尽力してくれています。どうか、今後同じことが起きないように改善されていくことを望みます。なぜこのようなことが起きたのか。誠意ある調査をお願いしたい。悲しむ人が増えないように。どうか、お願いします」と続け、最後に「そして芦原先生、これからもずっとずっと心から尊敬していますよ」と記した。

 フォロワーからも「本当にそう思います」「誠実に調査して欲しい。すべての先生方が二度と悲しい思いをしないために。切に願います」「今後同様の事件が起きないことを祈ります」とした。

 安氏は訃報を聞いた29日には「涙が止まらないんだよ、ちくしょう」「芦原先生は私のような未熟な作家にも優しい笑顔で接してくれて、お話できたのは少しの時間でしたが、穏やかな物腰で本当に温かい人柄でした」と心境を記していた。

 また、30日には「本音を言うとね、誰かを責めたい気持ちでいっぱいですよ。でも芦原先生の『攻撃したかったわけじゃなくて』それがきっと全てかな、と。芦原先生の気持ちを汲んで。でもね先生、完結まで漫画で読みたかったですよ!心の底から。大好きなんですよ、本当に。でも作者として未完で終わらせる判断をせざるを得なかった苦痛を考えたら心が痛い。どうか芦原先生が少しでも苦痛から解放されて、心安らかになれていることを祈ります」と悲痛な思いをつづっていた。

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