岸博幸教授 岸田首相の政倫審出席理由に苦言「そんなにガバナンスなく、幼稚園みたいな組織か」

2024年02月28日 17:27

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岸博幸教授 岸田首相の政倫審出席理由に苦言「そんなにガバナンスなく、幼稚園みたいな組織か」
岸博幸氏 Photo By スポニチ
 元経産官僚で慶大大学院教授の岸博幸教授(61)が28日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会(政倫審)を巡る自民の動きについて私見を語った。
 政倫審を巡っては、自民が当初、開催を申し出た安倍派の西村康稔前経済産業相(衆院兵庫9区、不記載額100万円)、松野博一前官房長官(衆院千葉3区、同1051万円)、高木毅前国対委員長(衆院福井2区、同1019万円)、塩谷立元文部科学相(衆院静岡2区、同234万円)、二階派の武田良太事務総長(衆院福岡11区、同1926万円)の5人が「完全非公開」を希望していると説明。野党側が拒否の姿勢を貫いていた。そんな中、岸田文雄首相がこの日になって、自身の出席を突然、表明。5人は出席、マスコミにも全面公開する方向で調整に入った。

 一連のゴタゴタについて、岸氏は「正直言って、あきれて物が言えません」と厳しく糾弾し、岸田首相の出席には疑問符を付けた。「岸田総理が政倫審に出ること自体、まったく意味がないわけです。つまり岸田総理が裏金疑惑の真相を全部語れることはありえませんから」。岸田首相の出席の理由について、「当初予定されていた5人が、フルオープンで出るように仕向けるために自分が出る」と解説しつつも、「でも冷静に考えたら、自民党総裁なんだから、命令して出させればいいじゃん。何でそれをできないで、自分が出ることでやっとみんな動くんだ」と指摘。「自民党はそんなにガバナンスがなくて、幼稚園みたいなひどい組織なのかと、あきれて物が言えませんね」と繰り返した。

 一時は西村、武田両氏が一転して、出席しないことが野党側に伝わるなど、情報は二転三転した。西村氏が出席を断ったことを受け、武田氏も出席を拒否したとの一部報道もある。MCのフリーアナウンサー宮根誠司は「2人だったらいいけど、1人だったら嫌だって…子供か?と思いますし」と、次元の低さに失望感を示した。

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