TBS社長「ふてほど」5話問題シーンのお詫びは“注意喚起” 危険性鑑み「このような手法を」

2024年02月28日 15:25

芸能

TBS社長「ふてほど」5話問題シーンのお詫びは“注意喚起” 危険性鑑み「このような手法を」
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 TBSの佐々木卓社長は28日、東京・赤坂の同社で定例社長会見を行い、俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)第5話のシーンについて、改めて謝罪した。
 序盤、令和パートの喫茶店「SCANDAL」。小川市郎(阿部サダヲ)は犬島渚(仲里依紗)の父・ゆずる(古田新太)と対面。“衝撃の事実”を知り、動揺した市郎がタバコをくわえると、ゆずるは火を点けようと身を乗り出し、携帯用酸素ボンベが倒れる。渚は「心臓の手術をしたばかりで…呼吸がまだ」。市郎はライターの火を消し、タバコを吸うのをやめる…というシーンだった。

 これについて、番組公式サイトで「2月23日に放送した第5話の中で、在宅酸素療法をしている患者の近くで煙草に火をつけるシーンがありましたが、酸素吸入中、周囲2m以内での火気の使用は、火災等のおそれがあることから厳禁とされています。誤解を招く表現となりましたことをお詫び申し上げます」と謝罪していた。

 コンテンツ戦略局長の三城真一氏は「番組全体に関してそういう不適切な表現がありますというようなお断りをしてしまっているので、これは注意喚起という意味で、HPでああいうことに関しては危険がありますよっていうことをきちっとお伝えすべきだろうという判断があった」と説明。

 「主人公が不適切だから、そもそもたばこを吸うこと自体も不適切。『不適切にもほどがある』の“ほど”っていうのが難しくて。なかなか皆さんに理解していただけないかなと思ったので、このような手法を使って注意喚起をした」とし、倫理的な問題ではなく、危険性を鑑み誤解を生まないようにするため告知したものと述べた。

 なお、実際の撮影ではたばこに火をつけておらず、危険な行為などはなかったとしている。

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