「光る君へ」アキコは3人に!兼家の扇ゲット“呪詛”明子に笑みがこぼれたワケ 瀧内公美「不思議な感覚」
2024年03月31日 21:00
芸能
「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などを生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。
第13話は「進むべき道」。4年が過ぎ、藤原道隆(井浦新)の娘・藤原定子(高畑充希)が、元服してわずか20日後の一条天皇(柊木陽太)に入内。道隆たち中関白家が絶頂期を迎え、藤原兼家(段田安則)の後継争いが始まろうとしていた。一方、藤原為時(岸谷五朗)は官職を得られず、まひろ(吉高由里子)は貧しい暮らしが続く。ある日、さわ(野村麻純)と市に出掛けると、揉め事に巻き込まれる。文字が読めずに騙された親子を助けようとし…という展開。
この回、藤原道長(柄本佑)と源倫子(黒木華)の娘・藤原彰子(森田音初)が初登場。これにより、藤原詮子(吉田羊)、源明子(瀧内公美)と名前が「アキコ」の登場人物は3人になった。
明子は父の源高明の“敵”兼家に接近。呪詛のため、ついに扇を手に入れた。
瀧内は「やはり兼家さんに会えるまでの年月というものは、非常に長かったと思うんですね。父が失脚した後、詮子さんが養女のように育ててくださって、そのおかげで何とか自分の居場所があったわけで、そして詮子さんの後ろ盾のによって道長の妻、妾になれたわけですが、やはりそこに行くまでに、つまりは兼家さんに近づいていくまでに色んなステップを踏んでいかなければならなかったという。それでも、呪詛するという思いに関しては、それだけ強いものがあったので、会えたある種の喜びと、復讐心が増幅していく思いがあって(笑)。でも、呪詛の目的はありますから、本人に対して怒り狂うような思いではなく、一種の穏やかな、達観していくというような思いにはなりましたね、演じていて」と述懐。
「だから、必然と笑みがこぼれるといいますか(笑)、それがどうしてかは分からないんですけれども、そういうふうに演じた方がいいだろうなとも思っていましたし。色々複雑な思いはあるけれど、不思議な感覚に行けたようなシーンでもありました」と明かした。
次回は第14話「星落ちてなお」(4月7日)が放送される。