放送作家・脚本家引退する鈴木おさむ氏 SMAPに感謝「ありがとうの一言」

2024年03月31日 13:53

芸能

放送作家・脚本家引退する鈴木おさむ氏 SMAPに感謝「ありがとうの一言」
小説「もう明日が待っている」発売記念会見に出席した鈴木おさむ氏 Photo By スポニチ
 放送作家の鈴木おさむ氏(51)が31日、都内で行われた小説「もう明日が待っている」(文藝春秋)の発売記念会見に出席した。
 同日をもって放送作家、脚本家としての仕事を廃業する鈴木氏。SMAPをモチーフにした最後の小説「もう明日が待っている」では、国民的アイドルグループの誕生から解散まで鈴木氏が起こしてきたいくつもの奇跡と、不可能を可能にしたすさまじい熱量、知られざる“真実”を描いている。

 業界関係者も読んでいるという大反響の作品。脚本を務めたテレビ朝日系連続ドラマ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」も話題になり、辞めなくていいのでは?という声も上がっているそうだが「ドラマが当たって本が売れて、“あいつまだ当てられるな”っていううちに辞められるのは最高の幸せ」とコメント。「この仕事は天職」「やりきった感覚しかない」と話した。

 妻の森三中・大島美幸には「本当に感謝。僕の生き方を肯定してくれているのはうれしい」と伝えた。

 執筆を振り返り「つらかった。思い出しながら書いたところがあるので。当時のことをいろいろと思い出して、筆が進まないというか、しんどいこともあった。特に泣きながら書いたのは、東日本大震災と彼らと僕たちが向き合った時。震災とSMAP、本当に向き合って作った。僕らは番組を作る上で怖かったり、逃げたいという思いはあった。でもエンターテイメントを作る立場として彼らとともに向き合ったことを思い出したら、泣かずにはいられなかったです」と話した。

 「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)をはじめ、SMAPメンバーの番組も手掛けてきた鈴木氏。報道陣から「SMAPにはどんな声をかけたい?」と質問が。鈴木氏は、新しい地図の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が番組でサヨナラパーティーを開いてくれたと明かし「そこですごい熱いこと言ってくれた。あらためて3人の言葉を聞いて自分がやってきたことに自信が持てた」とした上で「もし彼らに言うとしたら、本当にありがとうの一言」と述べた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年03月31日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム