林家木久扇 スマホ時代のスピード感に本音ポロリ「こういう落語という職業は切ないんですよね」

2024年03月31日 19:18

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林家木久扇 スマホ時代のスピード感に本音ポロリ「こういう落語という職業は切ないんですよね」
林家木久扇 Photo By スポニチ
 日本テレビの演芸番組「笑点」(日曜後5・30)のレギュラーを31日の放送で勇退した落語家の林家木久扇(86)が同日、同局「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)に生出演し、時代の移り変わりによる寂しさを口にした。
 昨年8月、「24時間テレビ」内で放送された「笑点」で、今年3月での番組卒業を発表。「芸というものは次の世代にバトンタッチしないといけません。私の座布団も芸も新しい人にバトンタッチいたします」と、世代交代を理由に挙げた。

 時代の移り変わりについて、木久扇はこの日「時代が早くなって、人の話を聞くというのがだんだんなくなってきた時代ですから、こういう落語という職業は切ないんですよね」と本音をこぼした。

 多くの人にとって、スマホの操作が生活の中心になった時代。木久扇は「時代が早くなっています。ワープロとかスマホとか。若い人は、僕が話しかけても下を見ているんですよね。どうしたんだろうと思ったら、画面を見ながら僕の話を聞いている。そういう不思議な時代」と思いを吐露。「話芸ですからね、切ないです」とあらためてこぼした。

 この日はコメンテーターに、弟子の林家つる子が出演した。「こういう売れっ子が出てきて、引き継いでいただいて、どんどんどんどんお客さんが来るように図ってもらいたいですね」と、落語の新しい世代を作るつる子にエールを送った。

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