林家木久扇 病との闘いだった「笑点」 喉頭がん患い声が出ず「声が出ないのに、がんに小言を」

2024年03月31日 19:09

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林家木久扇 病との闘いだった「笑点」 喉頭がん患い声が出ず「声が出ないのに、がんに小言を」
林家木久扇 Photo By スポニチ
 日本テレビの演芸番組「笑点」(日曜後5・30)のレギュラーを31日の放送で勇退した落語家の林家木久扇(86)が同日、同局「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)に生出演し、病と闘った半生を振り返った。
 番組では、木久扇のこれまでをまとめた映像を放送した。00年には胃がん、14年には喉頭がんをそれぞれ患った。21年には左大腿骨を骨折し、座布団に正座するのが厳しくなった。

 中でも困難を極めたのが、14年の喉頭がん。落語家の商売道具とも言える声が出なくなったが、木久扇はがんの“退散”を願い、体の中のがん細胞に問いかけていたという。「朝起きると、声が出ないのに、がんに小言を言っていました。“体から出て行ってくれ”と、いつも。そしたら、お医者さんが、“そういう前向きな人はがんでも治るんです”って言って下さいました」と明かした。

 そんなある日、突然、声が出るようになったという。「おかみさんが“お父さん、おはよう”って言ったから、僕が“おはよう…声が出た!”っていうんでね」。出ないはずの声が出て、おかみさんは大騒ぎ。「おかみさんがお弟子さんに、“お掃除しなくていいから。お父さん、声が出たわよ”って、涙ぐんでくれて。“結婚以来、こんなにうれしかったことはない”って」と懐かしんでいた。

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