大阪初の継続試合は試合開始から164時間23分で決着 四條畷が勝利

2023年07月16日 11:34

野球

大阪初の継続試合は試合開始から164時間23分で決着 四條畷が勝利
<三島・四條畷>三島に勝利し笑顔で整列する四條畷の選手ら。左端が島(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権大阪大会1回戦   四條畷7―5三島 ( 2023年7月16日    シティ信金スタ )】 大阪大会初の継続試合となった一戦は四條畷がリードを守り切り三島を下して2回戦進出を決めた。
 3点リードした四條畷の6回表の攻撃から再開。3者凡退で終わると、直後の守りで2点を返された。9回に1点を追加してリードを2点に広げ、そのまま逃げ切った。

 四條畷の辻野茂樹監督は「3点を守られなければと受け身になってしまい、選手の動きも普段通りではなかった」と初めての体験に戸惑いを隠さなかった。

 この日までの6日間は、6回表から9回で終了する4イニングを想定してシートノックやシート打撃を行うなど、明確な目的をもって練習。一方で、ケガ人や体調不良者が出るなどアクシデントにも見舞われたという。先発して5回を投げ、この日は右翼でスタートし7回途中から救援してリードを死守した島応示郎(2年)は「思っていた以上に早い登板で、ここでか、と思った。ひっくり返されたら格好悪いと思っていた」と勝利をつかみとったことに安堵(あんど)した。

 三島の渡辺久馬監督は「相手の特徴もある程度分かり、どうすれば得点できるかなど、ピンポイントな練習ができた。展開的には良かった」と振り返った。

 この試合は、9日の午後1時41分に開始し5回裏終了時点の四條畷が6―3でリードした状態で雨脚が強まり同3時2分に中断。38分後の同3時40分に継続試合が決定した。この日は南港中央からシティ信金スタに場所を移し、試合開始から164時間23分で決着した。

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