滋賀短大付の最速147キロ右腕・上藤大輝、3回3失点で敗戦投手「自分の中ではやりきれた」

2023年07月16日 12:49

野球

滋賀短大付の最速147キロ右腕・上藤大輝、3回3失点で敗戦投手「自分の中ではやりきれた」
<滋賀短大付・八日市南> 滋賀短大付・上藤大輝は6回から登板 Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権滋賀大会2回戦   滋賀短大付3―5八日市南 ( 2023年7月16日    HPLベースボールパーク )】 プロ注目右腕・上藤大輝(3年=あげふじ・だいき)を擁する滋賀短大付が惜敗した。
 上藤は「5番・右翼」で先発し、2―2の6回から今大会初登板。いきなり2安打と四球で無死満塁を招くと、併殺崩れの間に勝ち越し点を許し、7回には今井和哉捕手(3年)にソロを被弾するなど3回3失点。最速は球場のスピードガンで140キロだった。

 「ボールに当たってもいいという気持ちでした。自分の中では最後まで楽しくやりきれました」

 恐怖心に打ち克ってのマウンドだった。6月の練習試合で打球が右側頭部に直撃するアクシデント。自分の方に向かってくるボールに対する恐怖心が離れず、最初はボールを持つだけで手が震え、キャッチボールすら怖かったと振り返る。大会前は実戦登板ができず、不安の残る中で必死にコンディションを上げてきたが「状態は70%から80%くらい」。本調子からはほど遠かった。

 試合後はスッキリとした表情で涙なし。注目の進路については「心を落ち着かせてから考えようと思います」と明言を避けた。

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