レッドソックス・正尚　イチ超えた!日本選手最長8戦連続マルチ　83年ぶり球団タイ記録で30歳前祝い

2023年07月16日 02:30

野球

レッドソックス・正尚　イチ超えた!日本選手最長8戦連続マルチ　83年ぶり球団タイ記録で30歳前祝い — 7回に中前打で出塁した吉田（左）は続くターナーの2ランで生還し2人でマッスルポーズ（AP） Photo By ＡＰ

【ｲﾝﾀｰリーグレッドソックス8―3カブス（ 2023年7月14日シカゴ）】オールスター休みを挟んでも、レッドソックス・吉田の勢いは衰えない。カブス戦でイチロー（マリナーズ）を抜く日本選手最長の8試合連続マルチ安打。「僕らはイチローさんや松井（秀喜）さんを見ていた世代。記録はそこまで執着していなかったが、うれしい」と謙虚に喜んだ。

　3打席目まで凡退も7回1死で外角スプリットを中前打。9回無死一塁では外角ツーシームを逆らわず左前へ。「ストライクゾーンが広かったので自分の中でゾーンを広げてコースなりに打てた」。持ち味の修正力を発揮。8試合連続マルチ安打の期間中、3打席目以降は18打数14安打の打率・778を誇る。

　試合前にカ軍・鈴木と再会し「メジャーで切磋琢磨（せっさたくま）しながらプレーできるのは感慨深い」。チームは6連勝でリーグ3位の自身の打率も・317に上げた。大リーグ公式ツイッターによればレ軍左打者の8試合連続マルチ安打は1940年の「最後の4割打者」テッド・ウィリアムズ以来83年ぶりの球団タイ記録。15日で30歳となる吉田が、20代ラストデーで快記録を成し遂げた。

　≪エンゼルス・大谷は4試合連続が最長≫吉田が日本選手最長の8試合連続マルチ安打。イチローが5度記録した7試合連続を抜いた。イチローは6試合連続を5度、5試合連続を11度も記録している。他の日本選手では青木、福留、松井稼、松井秀、岩村が5試合連続をマーク。大谷は4試合連続マルチ安打が最長。