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阪神・岡田監督、怒ッカーン!!会見拒否 岩崎登板回避で代役・岩貞がまさかの乱調「申し訳ない」

2023年07月16日 05:15

野球

阪神・岡田監督、怒ッカーン!!会見拒否 岩崎登板回避で代役・岩貞がまさかの乱調「申し訳ない」
<神・中> 9回、2点差を追いつかれた岩貞に岡田監督は厳しい表情(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4-6中日 ( 2023年7月15日    甲子園 )】 勝利目前から一転、阪神に悪夢が待っていた。15日の中日戦で2点リードで迎えた9回、3番手の岩貞祐太投手(31)が同点とされると、延長10回にもリリーフ陣が打たれ、決勝点を失った。守護神・岩崎優投手(32)がコンディション不良で登板を回避した影響が痛恨の逆転敗戦につながった。2年ぶりの首位ターンが決定したものの、岡田彰布監督(65)は試合後の記者会見を拒否。重苦しい2連敗となった。
 悔しさからか、腹立たしさかからか。つかみかけていた勝利を逃した岡田監督は、記者会見を拒否した。追いすがる報道陣が質問を向けると、「なしや、って言うてんねん」と声を荒らげ、クラブハウスへ引き揚げた。

 4―4の延長10回、失策が絡んで招いたピンチで馬場が大島に打たれ、2点を失った。しかし、最大の敗因は9回にある。2点リードで送り込んだ岩貞が乱調。先頭への四球をきっかけに走者をため、岡林の2点打で追いつかれた。4万2620人が入った甲子園がため息に包まれた。

 同期同学年の岩貞―岩崎の「岩岩(ガンガン)リレー」で締めくくる本来の勝ちパターン継投ではなく、8回を石井、9回を岩貞に託した。12セーブを挙げている守護神の岩崎に体調面のアクシデントが発生したとみられる。安藤投手コーチは「コンディション的に投げられる状態ではなかった。詳しいことは言えない」と説明。試合前練習を早めに切り上げ、ベンチ入りメンバーに登録こそされていたものの、登板予定はなかったようだ。

 代役を任された岩貞は11試合連続無失点の安定感を誇っていた。チームの勝利もプロ初セーブも逃し、「申し訳ない。(岩崎が投げられない)そういうことだと思って、準備はしていたが」と責任を背負い込んだ。

 2ゲーム差の2位・DeNAが広島に敗れたことで、2試合を残して首位ターンが決定。首位ターンは過去に9回あり、うち優勝は3回しかない。3分の1の確率が示すのは、勝負は後半戦だという事実。この日挙げた4得点のうち、すっきりとした形の適時打は初回の前川の1点しかない。打線が奮起しなければ、18年ぶりのアレ(優勝)は見えてこない。(倉世古 洋平)

【データ】
 ○…阪神の2年ぶりの前半戦首位ターンが確定。この日、中日に敗れたが、2位DeNAも広島に敗れ、残り2試合で2ゲーム差を保ったため。阪神が連敗、DeNAが連勝の場合、両チーム同率で首位ターン。現在3位の広島が連勝の場合、阪神は連敗でも勝率3厘差で上回る。阪神は過去9度の首位ターンのうち62、03、05年で優勝。近年の08、21年は2位だった。

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