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都市対抗野球「SUBARU」となって初勝利 東洋大出身投手・阿部 生きた!磨いた制球力

2023年07月16日 13:24

野球

都市対抗野球「SUBARU」となって初勝利 東洋大出身投手・阿部 生きた!磨いた制球力
<SUBARU・JFE西日本>8回、この回を無失点で抑えグラブを叩くSUBARU・阿部(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【第94回都市対抗野球第3日   SUBARU2―0JFE西日本 ( 2023年7月16日    東京ドーム )】 最後の二塁ゴロの送球を見届けると、マウンドの阿部は最高の笑みで拳を握りしめた。5年ぶりに出場した都市対抗。過去2年は補強で出場したが、自チームでマウンドに上がるのは初めて。
 「セットに入ったとき、スタンドが目に入って会社の人たちが応援してくれてると感動しました」1万人を超える応援に背中を押され、阿部は危なげなく9回を投げ切った。

 東洋大時代は上茶谷(DeNA)甲斐野(ソフトバンク)梅津(中日)らと同期で、わずか3イニングしか登板機会はなかった。スピードではかなわないから制球力を磨いた。「それが今に生きています」と当時を振り返った。わずか2安打の無四球、球数も107と「安心して見ていられた」と冨村優希監督を唸らせた。

 都市対抗では15年以来の白星。その当時は富士重工業で、SUBARUとなっては初勝利。円熟期を迎えた26歳は「成長してきた若手に“まだ俺だよ”と示せてよかった」と意地も見せた。これで乗れる。阿部の好投でSUBARUのスピードが一気に上がった。

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